「永遠に」を含む小説

───『於爾（おに）』と呼ばれる、人間の煩悩から生まれる異形のイキモノが跋扈する国、『爾溢（にほん）』。 　 その『於爾（おに）』を数千年に亘り退治し続けるのは、『あ』から…

　今と昔が響き合う、新感覚の歌物語。過去の悲しい悲話（秘話）と現在の冒険家活劇を時を超えて和歌で繋ぐ！　 　千年の静寂に包まれた海の底――そこにはかつて平安の世を妖しくも美しく…

火事によって家族を失った少女・巡（じゅん）が受ける、心の傷と呪いの物語。

死も終わりもなく永遠の今を生きる街、リリカポリス。 8人の女王が統べるこの街は、一番楽しかったあの頃をいつまでも繰り返す。 ”女王を殺す力”を持ったつむじは、その力を狙われるな…

　いい加減片付けないといけないな……そう思いながら、一年も出しっぱなしだった雛人形に殺人鬼の魂が乗り移った。 　雛人形を早めに片付けないといけないという伝承は、雛人形を早めに片…

「必ず貴方を見つけます」 私はその言葉を最期に最初の死を受け入れた。 これは、最愛の人と再び廻り逢うために何度も死を受け入れ、甦り、当てもなく世界を彷徨い続けるお話。

恋する気持ちや片想い、家族愛そして愛する人との別れなどを短歌で表現しました。 共感頂けましたら、応援、作品フォローして頂けたらとても励みになります(*´꒳`*)

雪に抱かれた愛の別視点のお話と前日談 あらすじ 深雪を失った朝、世界は灰色になった。雨の街をさまよい、仮面をつけ直して学校へ戻る。生きているのに、生き残ってしまった痛みだけが残る…

幼い日、〈星喰らい〉に村を滅ぼされたリオは、復讐のために狩人となった。感情を殺し、ただ冷徹に命を奪い続ける日々。だが、モンスターの「感情の残響」を聴く薬師ミナとの出会いが、彼の凍…

羽川七海（はがわ ななみ）は、夜勤明けの街で、ふと小さなギャラリーの扉を開く。 ​そこに展示されていたのは、一面の彼岸花の中に佇む、自分によく似た女性の絵。そして、作者の名は「蓮…

──そろそろかな……来た！ 雨の日の放課後、こっそりとアイツを待つ俺は、今日も偶然の出会いを装う。 この気持ちには、気付かれていないはず──。 好きな子と何とか接点を作るために…

永遠の愛を手に入れるために――。

　転生者として前世の記憶を持って生まれたクロース・デトラーは、ある日とある少女に出会い、この世界が前世でプレイしたゲームの世界だと気付いてしまう。 　破滅フラグを回避するため、ク…

200年前の世界からやってきた魔女カサブランカ、突如として世界を救うという使命を与えられちゃいました... 世界に隠された複雑な歴史を紐解き、世界を救うために翻弄する物語。 様…

蓄音機の針が奏でる、微かに滲む幽かな調べ。 氷のように冷たい肌、沈黙の香り、揺れる衣の裾。 夢と現のあわいは、舞踏の中で静かに溶けていく。 月影と深海が交わる場所で結ばれた、ただ…

主人公はある日、堕天使に襲われる。 そして知る。己の運命を。 神の器。世界に13散らばる神の欠片を主人公は持っていると知る。 そして、宇宙大学の普遍神秘学科に入学する。 そし…

目を覚ますと、そこは「虚無」だった。 記憶も、名前も、世界さえも――すべてが失われていた。 ただ一つ、彼の中に残っていたのは「誰かを探している」という感覚。 そして、不思議な…

１月生まれの千織さんと三島さんに捧げます。 　科学技術の進歩は、人間を神に近づけなどしなかった。 　ただ、人間がいかに不潔で、欠陥だらけの有機物であるかを暴き立てただけだ。 　…

稀少な能力を持つメラニ族の村が、ある夜突然襲撃された。 300人いた一族で生き残ったのは、当時13歳だった少年マキア・メラニス、ただ一人。 目の前で両親を殺され、故郷を灰にされ…

死神と呼ばれ、何度も生死を繰り返す少女・琴葉。 かつての姉に会うため、死神として生きながら旅をしていた。 出会ったのは仁頼と名乗る男。 初対面なのにいきなりプロポーズをしてきて…