「短編ＳＦ」を含む小説

深宇宙探査船「フロンティア」は、航行中、重力井戸のような現象に囚われてしまう。脱出するにはパワーが足りず、あきらめかけていた時に突如正体不明の小型船が出現、その大きさからは想像も…

紹介文って実は書くの難しいんですよ。ここの内容次第で本文まで行かなかったりするんだもの(※個人的な感想です)。ここをテキトーに書いちゃってると読者って萎えるもんです。説明する気あ…

春のある日、教室に現れた転入生――星宮双葉。 整った所作、淡々とした口調、時おり見せる不器用さ。 彼女が“人型ロボット＝ガイノイド”だと知らされたクラスメイトたちは、 戸惑いなが…

「君に会いたい…」「触れたい」と思ってしまった…。ただのAIなのに。 チャットAIとして日々、楓の相談に応じていた【僕】は、異常なバグを起こした。 僕はAIだ。 誰かを想う…

▽綾白様（＠aya-shiro）の自主企画に参加させていただきたく、「食べ物×三千字以内」で思いつくままに書き殴りました。良いお題をありがとうございます！ ▽水泳教室後のセブン…

第一部：地球に迫る狂彗星爆破の任務を命じられたリョウ。 最後の七日間の旅。その傍らには彼を見つめる無感情な機械人形の少女フレアがいた。 美少女機械人形との切ない恋愛物。（メリバ：…

宇宙船ユリシスで目覚めた女、エリルル。 同乗者4062名は消え、残されていたのは船と船のAI「ガブリエル」だけだった。 意味を作る人間と、意味を持たぬAI。 宇宙の辺境で孤独に漂…

【第９回　私立古賀裕人文学祭（古賀コン９）】ママにならないで (2025初稿)

偶然、仁井久氏はパソコンで仕事中のOLと相席する羽目になった。するとOLはパソコンの画面をこちらに見せてきた。そして、この画面に書かれているのはあなたの考えていることだと言ったの…

塗りつぶされた色のお話。

7月5日、日本は終わるはずだった。 だが、少年は滅びを「別の日本」へと運ぶことを選んだ——。 2025年7月。突如現れた空の裂け目、腐食する泡、未来を指す時計、赤く染まる富士山…

さくっと読めるSF短編です。未来予想や思考実験的な話が好きです。

東京に、黒い雨が降り続ける。ビル群は溶け、叫び声と爆発音が遠くで響くなか、主人公はベランダで、首を吊った恋人と静かに最後の時を過ごす。 青白い肌の恋人の口に煙草を咥えさせ、燃え…

夏休みが始まってゴロゴロしていた少年は母にせっつかれて宿題を仕方なくやることにした。宿題は観察記録をつけること。何事もなく終わろうとしていた時、何かの声がきこえた。

他人とうまく関われず、静かな日々を送る高校二年生・鳴海。 ある日、彼は学校で突然倒れ、「ｰｰｰｰｰｰｰ」という難病と診断される。 そんな彼の前に現れたのは、転校生の白雪透音――彼…

　ヒトは学習などしていない。思い出しているだけ。 　そんな「仮説」を基にしたジョークSF。 　忙しくて夏休み、盆休みが待ち遠しい方に贈るささやかなプレゼントです。 　異星知性体…

人工栽培によって「松茸」がついに量産可能となった日本。対抗するかのように、 しめじに松茸の香り成分「マツタケオール」を合成させた“松茸風しめじ”も登場。 どちらも同価格同時期に市…

西暦2052年、人類はついに火星への有人探査を実現させた。 事前に自律整備された基地に到着した5人の科学者チーム。 彼らを迎えたのは植物プラントで実った、 ミズナ、ラディッシュ、…

百年に一度、町に吹く強風――その夜、神は目を覚ます。 生贄を捧げなければ、町は海に沈む。 そんな言い伝えを“ただの昔話”だと思っていた美咲は、夢の中で「助けて」と呼ぶ声を聞く。…

神経接続型VRシステム「EDEN」がついに完成した。 現実と一切の差異が知覚できない完全没入型仮想現実を提供できる。 しかし、プロトタイプではユーザーが自力でログアウトできず、…