「宗教ではございません」を含む小説

　世界聡《よさかいさとい》は高校生。春から転校するは寮付きの学校。そこは学園都市で、都市に入るには厳格なセキュリティを突破しなければならず、治安と意義高い教育が保証された、学問の…

　2025年4月1日、新興宗教『作値問下《なすあうとうもと》』が勃興。『反仏教』を掲げ、歴史上の聖人の教えに反骨。『釈迦の教えは”中道”と”無我”のみであり、他の考えは全て我々の…

　小泉全闘《こいずみぜんと》は罵りたい。『否定』というものは『悪い事ではない』からだ。『指摘』するだけにとどまらず、『馬鹿』だ『駄目』だと蔑みたい。『害は悪い事ではない』からだ。…

　淀川大春《よどがわおおはる》は考える。愚者の思考を考える。そこには何もない。そして、全てがある。この意味がわからない人たちの事を考える。その心情さえも慮る。しかしてそれが何であ…

これは、オナルトライターのわたしに届いた奇妙な掲示板の貼り紙である。

「貴様が孤児どもを殺すのだ」 孤児院で暮らす少年クラウスは、クリスマス・ミサのためにヴァルトシュタイン聖徒教会を訪れた深夜、教皇からそんな勅命を下される。渡された短剣。死は救済…

　形造色生《かたちづくりいろうみ》こと江柿浩介は描きたい。形を造って色生むように。江柿浩介は造りたい。形を造って色生むように。 　彼は絵を描き物を造る。彼が造るは多岐に渡る。例…

　渡空表明《わたるそらあらわしあきら》は世渡り上手。人々の気持ちを慮る。彼の言葉は心に響き、聞き入る者たちを魅了する。関わる人間は尽く、その魅力の虜になる。 　彼は布教するつも…

時はスレイン歴1940年世界を支配する3つの大国があった、1つ目を世界最大の宗教派閥キリシタリア教の総本山であるスベイン法国、2つ目を世界一の技術大国であるアルディノ、そして3つ…

「お前を追放する！」 女騎士セリカは、『宗教上の理由』で勇者パーティから追放されてしまう。 彼女が習得した極悪スキル『魔物食い』が教会には認められない禁術の部類だったからだ。 …

　ゆりかごから墓場までならぬ、宗教団体から諜報組織まで。 　全国に散らばる『扉』を神と崇める一族の跡取り、『少女』には、いつも聞こえてくる声があった。 　一族の長である祖父か…

登場人物 ・俺のみ

移民問題は「思考」「思考力」「思想」の食い違いだ。日本に迎え入れるのなら最低限の基礎思考を学ばせるのが必須だ。日本人に関わらず世界でも破壊を良しとする可笑しな輩や安易に決断する者…

聞いちゃ不味いんかなあ でも知りたいんだよなあ でも知ってる人って 教えたがらないじゃないすかあ でもそんな疑問を 世に出してみたいんですよね だから書いてみました こい…

　十五歳の時、異様な扮装をした殺人鬼と遭遇し、友人を目の前で殺されてしまった松原省吾。犯人は逮捕されないまま、十五年が経過した。オルガノ救人教会なる怪しげな新興宗教に拾われ裏のト…

主人公・廻茱(えしゅ)は宮廷で親友であり、ライバルの皇子・聖苑(せいえん)と遊び楽しむ日々を送っていた。しかし、廻茱は聖苑に知られてはいけない秘密を抱えており…。 地獄の中で自分…

煌陽国(こうようこく)の幼い皇子・聖苑(せいえん)。親友でありライバルの廻茱(えしゅ)と知恵比べをして遊ぶ楽しい毎日を送っていたが、ある日、廻茱の置かれた悲惨な境遇を知り助け出そ…

人間と神が共存する世界。大陸は統一され、多様な文化が入り混じり、平和が訪れたかに思えた。しかし時を経て邪神は人間と善神によって迫害され、スラムの街『インフェルノ』へと追いやられて…

かなりダークな世界観の中で、俺が邪悪な霊たちと戦う。様々な体験は誰にでも出来うるという恐ろしさもあり、気にしなければ案外楽しいのかもしれない。 しかし、一度彼らに関わると抜け出す…

　ある高校生になって一年を過ごすというゲームがある。そのゲームでは毎日どの様に過ごすかを殆どプレイヤーが決められる。部活をして過ごすもよし。バイトをして過ごすもよし。友達と一緒に…