「異種族主人公」を含む小説

とある極東の島国。 その大地には、多くの生物や動物と共に繁栄する三つの種族が存在していた。 人の怨念、執念、時に全く偶発的に生まれ、世の裏に静かに蔓延る異形の存在「妖魔」 妖…

「私を守れたのは彼女だけだった」 鬼族の皇子が指名した護衛は、なんと新米の女性の陰陽師・鈴音。 鈴音が出会ったのは、雪白の髪と紫水晶の瞳の『美しき鬼の皇子』 第一皇子・黒曜を刺…

【クソ野郎の英雄譚】 アルヴェ・ローレンス、180歳。 かつて世界を救った『英雄』は今や──。 「借金取りかぁ……？まぁいいや、殺しちまえば借金も無くなるだろ。ぎゃはは！！…

羽人族の魔女シュトラ・シュッツシュラインは、誰よりも速く、確実に荷物を届ける。 少しばかり忘れっぽいところがあるが、人々に親しまれる彼女が出会ったのは、騎士レオニス・スィルトホレ…

　リリアという看板娘に惚れた、どこにでもいるようなしがない冒険者、シュラ。彼女の好きなタイプが強くてクールで悪そうな男だと知り、人知れず森で悪党のセリフの練習に励む、少しずれた努…

魔王軍の敵将オークヒーロー・ギガカルドを倒した勇者ロイドの率いる勇者パーティ。 軍師のオリンポス、槍使いエイジを率いたその一軍はどう魔王軍に、そして雪女の悲恋にどう立ち向かうのか…

月の光だけが照らす、異世界の狭間にひっそりと佇む喫茶店『月読茶房』。 そこで静かに茶を煎れる喫茶師・巫（かなめ）は、自らの過去の記憶を失った元・月の巫女。彼女には特別な力があっ…

「退治するためだけの図鑑は――きっと必要ない。誰もがモンスターを知ることができ、いざというときには身を守ることができる。そんな図鑑が必要なんだ」 とある魔法の研究をしながら、の…

世界に魔王が百人いた暗黒の時代は、勇気ある青年の活躍により終わりを告げた。数年後、知人に毒殺されかけた勇者こと俺は精霊王に匿われ、赤子に戻ってしまう。それから十六年後――成人した…

十九歳にして魔術師の最高位・“サイレンス”に至ったナデシコは、竜帝の娘。 けれど翼も爪も持たず、竜としては「最弱」の存在だった。 そんなナデシコが父に命じられたのは、他国の“王…

　かつて聖騎士団において次期団長と目されていた男・ファレルは、 一身上の都合によって退団し、冒険者として暮らしていた。 昇級試験を受けず、何年も中級冒険者で居続ける彼は、周囲の人…

　アウフグーア村にルカインという駆け出しの少年冒険者がいた。 　特能と呼ばれる才能を誰しもが持つ世界で少年の持つ特能は【ステラゲート】という誰も知らぬものであった。 　【ステラゲ…

人里遠く離れた森の中、植物の力を見せつけるような、居心地の良いと評判の店があった。どんな薬も取り揃えており、お茶を飲ませてくれる薬屋だ。そんな薬屋には、妖精族、エルフ族、ドワーフ…

「私のようなガサツな女にも優しくしてくれるのか！」 「普通に接してるだけですけど」 ◇喜島エリオは異世界転移した◇ 不思議な事もあるもんだ。 すぐさま受け入れたエリオ君、しか…

同僚だった神達は、厄災によって殺された。 何よりも強かったから、厄災程度に負けるはずがなかったのに。 彼女達は自分の『幸福理論』に基づいて、死を選んだ。 彼女達にとって死とは何な…

　士官学校を卒業した赤井チカは、防衛庁特務部に所属希望を出した。それはこの『日の丸国』に蔓延る、“国家指定化物"を捕獲又は退治する公的機関。 　期待に胸を含まらせるチカだったが、…

　この世界オルニアム大陸に住むすべての人種は「アビリティ」または「特徴」と呼ばれる特殊な力を皆が一つだけ保有している。 　そんな世界で、器械と呼ばれるカラクリの修理工をしている父…

20代で起業した会社を売却して大金を得てFIREした中年男。暇を持て余し、時々バイトしている。そこへ記憶を無くした天使に出会い、共同生活を始めるが事件が次々と起こって。日常×都市…

かつて、俺は人間だった――。 だがある日、俺は――焼豚として異世界に転生してしまった。 肉の旨味が世界を救う！？ 「焼成の理（やきのことわり）」に支配された世界《カリカリスフィ…

深い森の片隅で暮らしていた、弱小モンスター・レッサーゴブリンの青年「ゴブ」。 亡き育ての爺の言葉を胸に、世界を知る旅に出た彼は、 ある日突然、異世界から転生してきた不思議な青年「…