「短編ＳＦ」を含む小説

四体の神造兵器が課す試練、「宇宙の果てへ」。 志願者はそのうちの一体、スプートニクの加護を得て方舟。ズヴェズダに乗り込む。 人ならぬ儀礼と人間的な温度が交錯し、旅立ちの果てに残る…

人類は進化を重ね、数え切れぬ技術と文明を手にした。だがその歩みの果てに、何が待ち受けているのか――。 500万年を漂う鷹の亡霊が見守るのは、栄光と破滅の狭間に揺れる人類の行方であ…

別サイトにて開催された企画に応募したものになります。 →https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20593115

ある日、ぼくはとある洋館に招かれる。 閉ざされた純白の部屋にあったのは、この世界のどこにも属さない、無垢すぎる少女の姿。 孤独の楽園で、ぼくは取り返しのつかない扉を開けてしまう…

どんな人でも満足する図書館という噂を聞き、そこに向かう高校生の裕介と涼太。 裕介が図書館で読んだ本、才能の価値。その内容は、涼太には努力の方法として書かれているように見えた。 そ…

少し不思議な話

近いうちに起こり得る未来について

　板野かも様主催の「#匿名キャラお見合い企画」で執筆した作品を集めました。 　多種多様なキャラクターたちが織りなす、恋の一幕の短編集。 　一部作品は、企画提出版と完全版の両方を掲…

～あらすじ～ 最近の人間って、お怠けで、わがままで、めんどいですよね。なんか、嫌ですよね。なんで神様が怒っちゃいました。「全部ぶっこわーすっ！！」っつって、破壊の限りを尽くそうと…

「ゲオルク艦長は立派な方でした。残念です」 彼の名前はユリウス。恩人であるゲオルク艦長の遺品を手に遺族へ報告した。 「親父が死ぬはずはない。絶対に生きてる。探して見つけて、ぶん殴…

雲一つ無い、抜けるような青空を気持ちよく感じるのは、せいぜい数時間、長くとも数日。青空が一週間続けば人は狂う。

　あまりにも暇なため小旅行にでも出ようと荷物を詰めて家を出たはいいものの、あまりにも暑過ぎた。 　春夏秋冬から夏冬になって久しく。二季の過酷さといったらないと存じてはいたがここ…

ピットは「やさしさ」を知らないロボット。 世界で試すたび失敗し、博士の記憶に立ち止まり、そして少女フジと出会う。 〈登場人物〉 ピット…不完全なロボット。 博士…ピットの製作者…

いつだか、彼の弟の話を聞いた。何も覚えてはいないが、彼の顔がそのときは悲しみに暮れていたのだけが鮮明に記憶にある。

小説が好きな大学生。密かに持っていた夢。友人との出会いが、彼の覚悟を固める話。 文学フリマ岩手10にて先行公開したお話です。 関連作はこちら↓ 電気に嫌われる能力[https:…

20xx年、人類は宇宙からやってきた怪獣によって滅亡の危機に瀕していた。 人類のいかなる兵器も知性も及ばない怪獣の力の前に全ての希望は潰えたかに見えた。 だが、希望は残ってい…

僕とあいつは、同じ人が好きだ。自然と、僕とあいつは、親友であり、恋のライバルとなっていた。僕らが好きなのは、幼馴染の恵理。町でも有名な美人で、幼馴染で無ければ話すこともできなかっ…

かつての栄えた文明 灰色に塗られた空 無数に立ち並んだ空虚の建造物が時を経つにつれ、風化していく そんな終末世界に出会った一人のニンゲンとの物語