「と言えば」を含む小説

放課後の保健室で出会った、ふたりだけの時間。 クラスの人気者・晴が偶然見つけたのは、 名前も連絡先も知らない、でも忘れられない少女・澪だった。 連絡を取ることもなく、ただ偶然が…

とある市場の隣の通りには、いつからか分からぬが『串焼きロード』と云われてる。様々な串焼き屋台と飲食店がある通り沿いがある。そこに来るお客様は？定番のお忍び貴族から地方から出てきて…

　茉緒には優秀な姉がいた。姉妹仲は良いが、茉緒はなんとも言えない劣等感に苛まれてきた。ある日、姉は茉緒に彼氏を紹介してくる。

​「その震える声を聞けるのは、社内で僕だけだ」 ​社内最年少部長・佐伯玲子。36歳。 誰も寄せ付けない鉄壁の美貌と、鋭い業務命令。僕、高村湊にとって、彼女はただの「怖い上司」のは…

王国一の美姫と称えられるロゼアリア・クォーツ・ロードナイト。彼女には、愛する婚約者にも言えない秘密があった。 それは白薔薇姫という社交界の麗しい華でありながら、騎士団の部隊長と…

　明葉高校三年生の男子生徒、高崎逢糸はクラスメイトであり学年随一の人気者である朝川瀬那に甚く気に入られ、どうして自分なんかがと困惑しつつも瀬那との時間を心地好く思っていた。 　…

知能、身体能力、容姿、社交性……ありとあらゆる能力が劣るハンディを抱えながらも、ラノベ作家として羽ばたいて行こうとする経緯を綴ったエッセイ。学生時代は勉強、スポーツ、芸術……何を…

もし実際に魔法が使えるとしたら、その人を羨ましいと思うだろうか。 よく言えば魔法使い、悪く言えば魔女。 魔法使いと言えば聞こえはいいが、魔女と聞いたらどうだろう。 ※「エブリ…

──きっと、あのとき素直になれていたら。 静かな別れの電話から始まる、ひとつの恋の記憶。 ふたりのすれ違い、言えなかった言葉、残された思い。 時間が経っても、忘れられない人がい…

私のパパは嘘つきだ。 幸せな希望を抱いていた。 けれど、裏切られた。 残されたのは、空白と、言えなかった想いだけ。 それでも、もし会えたなら。 そんな子供の独白と、小さな願…

不断　一心（ふだん　いっしん）はよく言えば一途、悪く言えば盲目的な性格である。職場でも結果を追い求め、周りの目を気にし無さすぎたためにイジメられるも、その事にすら気付かないまま、…

「お母様に似れば……」物心つく頃から、ため息交じりに呟くように言われ続けて来た言葉。その意味を知った日は、生まれた時から決められていた許嫁との『初お目見え』の日に、当の許嫁から言…

真夏の日差しと、蝉時雨の中で二人で描いた落書き。 引っ越しで離れた幼馴染との思い出を胸にしまい、十年が過ぎた。 祖母の訃報で田舎に帰った美月は、ふと訪れた神社で── あの日ふ…

とある青年、神崎祐聖《かんざきゆうせい》は、途方に暮れていた。 幼い頃から続けてきた書道。書道とともに彼は生きてきたと言っても過言ではない。しかし自信を失っていた。 そんなある日…

寺子朝陽が神社に住んでいるのは、色々な偶然が重なっただけ。 大学進学のため住まいを探していたところへ、縁戚からのつながりで「神社の管理人をしてくれるならば無料で住める場所がある」…

建築会社の事務として働く春日麻奈美《かすが まなみ》は先輩であり上司でもある五十嵐大樹《いがらし だいき》に人に言えない想いを抱えていた。そして、打ち上げの席でまた、彼は彼女のこ…

恋をすると、世界はこんなにも眩しい。 日常のふとした瞬間に溢れ出す、愛おしい痛みと喜び。 言葉にできない想いを、そっと掬い上げるようなショートストーリーたち。 つぶやくように紡…

誰にも言えない事を言いましょう… 奇妙奇天烈複雑怪奇な話が幕開けする

氷の貴公子と称えられるユリウスには、人に言えない秘めた想いがある――それは幼馴染であり、忠実な近衛騎士ゼノンへの片想い。そしてその誇り高さゆえに、自分からその気持ちを打ち明ける…

　――青年は戦う。秘密を抱き、実力を隠して。 　ある年、突如目覚めた未知の存在「奴ら」によって人類は成す術なく蹂躙される。 　人類は絶滅の危機に瀕し、政府は決断する。 　あ…