「頽廃」を含む小説

夜間にかかってきた電話は、妹の死を知らせるものだった。 innocence参加作品。

過酷な環境を強いられるとある工場街で働く少女、コハゼ。少女はある日、開かれる縁日に寄せて訪れた見世物小屋の女性に出会い、惹かれてゆく……。

この世には、善と悪がある。 人は善を愛し、悪を憎んだ。 勇者は善を、魔王は悪を司った。 だから、これは私の世界への反逆だ。 愛と平和なんてくそったれだと。 世界を支配…

過去に発行したＤＬ同人の再録です。拙作「或る曲芸師の死」のその後ですが、そちらを読んでいなくても支障はありません。

何か鷦鷯飛蝗がSawanoHiroyuki[nZk]:TielleのVV-ALKを聞きながら頽廃的散歩に興じていた時の産物。 鷦鷯飛蝗初の詩。 まあVV-ALKだけじゃなくて色…

迷路もかくや、あやしあやかし。 隘路に沁みるはとこしえの宿雨。 迷わぬように、気をつけて。 隘路を縫った雨降る所に、見掛けは小さな貸本屋がある。 雨宿りをする為だと言っても、決…

武芸達者の少女チオチェは、大陸の果て、谷間の都ニラロに辿り着く。 目的は一つ。娼館に売り飛ばされた妹を助け出すこと。 そのために必要な大金を稼ぐべく、何でもすると決意したのはい…

卒業文集に載せようかと思ってたけど、流石に黒歴史になりそうだからやめたやつ

死の匂いを運ぶ月、全てを包み込む夜の闇、忘れ去られた廃墟……。 太陽の死んだ世界で、少年と少女は何を思い何を感じるのか……。 完璧な美の世界とその出口。手を伸ばしても届かない……。

デカダンスつまりは頽廃。 以前の「ブラックナイト」では事前に何を書くかは全く決めずに、夢現の状態に任せて書いたが、今回は少し勝手が違う。 テーマはデカダンス。いや、少しデカダンか…