「軍・戦闘」を含む小説

西暦１９９９年──。突如、地球に侵略を仕掛けてきた未知の惑星『仮称:アンゴルモア』。地球規模の危機に対して世界各国の軍は、異星人の排除という目的下で心を一つにしたが、１５年が経っ…

七年前。ジークの唯一の家族と呼べる。母と呼べる人はこの世界を護って死んだ。 ジークは彼女との約束と虚ろさを胸に秘めてこの一度終わった世界で軍に属して戦い、生きていた。 そしてあ…

主人公・武田信義少佐は、休暇中に謎の巨大生物に遭遇する。海から現れ、すぐさま去っていった怪獣。もっとも近くでその形相を目視した者として、武田は対策本部を取り仕切ることとなるが、怪…

J・R・R・トールキンの小説に登場する、架空の水銀の名を冠した組織と――その敵対勢力であった、合金の異名をもっていた組織、双方が解体された世界。 海戦特化型ASの開発が急速に進み…

戦争が始まってから四年目の真夏。 米軍戦闘機との空戦から辛くも生還した颯太は、滑走路脇の草むらで体を休めながら、十二年前の夏の忘れ得ぬ記憶に想いをはせる。 あの日も今日みたい…

　古代ローマ共和国において、２度の独裁官就任を経るも、傲り高ぶること無く、任務を全うすると全ての役職を返上して農村での生活に戻る清貧篤実な人柄をもったルキウス・クインクティウス・…