「短編+- 親子」を含む小説

話がふくらまなかったもの、オチのないもの、趣味に寄りすぎたものなど、いろんな理由でノートに眠ってたやつ。 暗め、重めのもの多し。 蟄居――重荷を負って海にやってきた者 明滅―…

すれ違いの中で静かに崩れていく家族。 それでもーー壊れた先に、新しい形は生まれる。 親と子、それぞれの視点から描かれる、 ある家庭の選択と再出発の物語。短編

母親が亡くなり、唯香は実家のクローゼットで金庫を見つける。けれど、解錠の為の暗証番号四桁が分からない。

夜明けに捧ぐ華＜妖怪寺鎮魂譜＞スピンオフ短編作品 百物語を作ろう！【第二回】(主催者：飴傘 様)用書き下ろし

清水樹（しみず いつき）は、息子が生まれてすぐに最愛の妻を病で亡くした。 妻はよく「樹くんは泣き虫さんですねー」と笑っていたように、彼は人として弱く、世間一般から見れば情けない男…

小学生のみずきは、透明な水を“絵の具”にして 白い画用紙に毎日お絵描きをしている。 筆を動かすたび、そこには “だれかと手をつなぐ絵”が、自分にだけ見えるのだ。 家族にとって…

ハチワレ猫・タロが「吾輩」口調で語る人間観察ストーリー。 金、嘘、ささいな裏切り──人間どものやらかしを眺めつつ、自分もちゃっかり骨を盗み食いしている猫の目線から描く短編。 …

「見て、昨日買ってもらったの！」 友達がゲーム機を掲げると、部屋のカーテンが揺れ、その揺れの縁が薄く明るく見えた気がした。 友達の母親が笑って言う。 「喜んでるときは、だいた…

大人たちは言った。 「あの子は、本当に大人みたいだ」

🐣2023.9.15　１話〜エピローグまでを１年目、１３話目（旧番外編）以降を２年目として全体を再構成しました。 【あらすじ】 　大学生の笠原涼太は、たまたま立ち寄った「たまご…

この世に存在しなかった全く新しい味、虚味《うろみ》が世界に普及したにもかかわらず、蕎麦屋を営む父は頑なに虚味調味料を取り入れようとしない。時代に取り残されないよう説得を試みる主人…

幼き少女と母の物語。 古き森の静寂を破る異変とは―――― 　 「ヘルドゥラの神々：漆黒の女王」より。 登場人物のひとり、魔獣使いの少女クリスの前日譚。

心が止まってしまった青年のもとに届いた、一つの訃報と一つの箱。 中にあったのは、かつて自分を荒屋に招き入れ、物語を書く喜びを教えてくれた隣人・ケンタさんの“魔法の杖”——万年…

幾万幾億と存在する星々を旅し、どこにでもいるような親子の、短く他愛のない会話。

ポエムコアをもう一度やりたい。 ただそれだけです。 人の心はだいたい変で、幼くて、面倒くさい。 それをそのまま文字にするためのシリーズが 【小説・de・コア】です。 完璧じゃ…

実話ベースの短編です。以前詩誌に寄稿した小説をベースにしています。

労働用の人型ロボットが広く普及した近未来。 天才的なロボット研究者として称えられる父ウォルター・モルガンと、一人娘のエリッサ。 同じロボット工学界の研究者として、更には実の親子と…

星森あんこ様の企画「〖魔女集会で会いましょう〗を再燃させたい！！」に寄せて。幼いころ、稀代の大魔導師である魔女ストレアに拾われ、育てられたアレク。奔放な師匠に振り回されつつ、魔法…

　魔女の『私』は人間の街で『坊や』を拾った。 　そしてそれから、20年の月日が過ぎた。 　魔女集会に参加したくて書きました。 　イラストなども少し調べてみたのですが、こ…

誰にでも、忘れられない「痛恨のミス」があります。 この物語は、仕事一筋だった父子家庭の父親が、年末の“たった一日違い”で味わった、苦くも温かな思い出を綴った実話風短編です。　　―…