「狂っている カクヨムオンリー」を含む小説

「吊り橋効果って知ってる？」 「なんですかそれは」 「極限の状況において、たとえばグラグラと揺れる吊り橋の上に取り残された、ふたりの男女がいるとする。そのとき、かれらは胸の内に感…

　そんなこと、許されるはずがないだろう。価値観が狂っている。 ※※※ 　拙作「ゴミ箱」の「私」が、一般人に“ゴミ箱”を売る話です。 　「ゴミ箱」を読んでいただいてから読む…

長い長い夏休みの最中、俺たちはうぇーいと盛り上がるために世界を滅ぼすことにした。 手始めに日本を壊滅させた俺たちは、迫り来る諸外国からの無人殺戮ロボットとの戦いを余儀なくされ、血…

これは真実を得られなかった物語── 自宅の庭で昼寝をしていた貴族の少年シエラは、気がつくと見知らぬ世界に紛れ込んでいた。（夢だと信じて）何とか元の世界に戻ろうと奮闘するが… …

「さて、正義実行だ──」 幼いころより、「僕」は、育ての親である叔母の示す「愛」の信念と、彼女が信じる〈Ａ〉という宗教に対して疑惑の心を打ち消せなかった。だが一方で、僕自身が確…

とある自主企画用でしたが、空耳としてそのまま掲載。 上流階層の子女が通う名門校、私立百合王学園は、圧倒的な性欲を持つというヤクルト好きの生徒会長、諸星綺羅莉の下、生徒同士の娼妓…

彼の頭の中は、狂っている。 物語の魔力に取り憑かれた作家の彼の、胎内のお話。 この作品を読むにおいて、吐き気や不快感を感じる方もおられるように思いますので、責任を持ってお読み…

閉鎖的な田舎を嫌い都会へ移り住んだ主婦の雅美。しかしそこで田舎以上に不可解なことが起こり始める。妻が失踪したと夫が言い、夫が誰かと入れ替わったと妻は思う。巨大マンションで一体何が…

この世界は狂っている。だからこそ美しい。ああ、美しい。まるでゆらめく蝶々のように。 1話完結。3分で読めます。 ある朝、目覚めると芥川龍之介が憑依し、その勢いのまま30分一直線で…