「安楽椅子探偵」を含む小説

　探偵志望の大学生・井戸口繰。僕が『手足』として仕えるのは、洋館に住む車椅子の少女・瓶覗操。 　彼女は自ら動かず事件を解決する、超絶ワガママな『安楽椅子探偵』だ。巷では、不可能…

その祭は金目当てで殺された平家の落人の怨霊を鎮めるために始まったという。その祭で最も重要な儀礼である鎮魂の舞いを行なうために二重の密室となった拝殿に籠もっていた男が、異常な状況で…

事故の二十分前に投稿された“死の予言”。 SNSは炎上し、信者たちは叫ぶ──「これは陰謀だ」と。 でも、ハッカー探偵・雨森楽小は知っている。 「信じたいものだけを“真実”と呼ぶバ…

フォロワー十万人のイケメン美容インフルエンサー・黒乃大亜（クロノ・ダイア）が突如ネットから姿を消した。 最後に投稿されたのは、ガムテープに手書きでブランド名を描いた“とんでもファ…

令和初期、コロナ騒動の最中に起きた事件？事故？ 密室に死体が一つ、行方不明者が一人、犯人は逃走したのか、死んだのか、謎が謎を呼ぶ不可思議な事件？に女性警部がメスを入れ、天才安楽椅…

学校に所属していながら、どのクラスにもいない少女・比楽坂優里。 モデルガンを手に毒舌を吐き、感情を見せず、謎だけを追う彼女は、いつもひとりだった。 写真部の再建を目指す高校生・…

数々の問題行為を大学から咎められ、退学を免れる代わりに、安全性の保証がない治験に参加することになった主人公、劈要(つんざきかなめ)は、治験会場の土地に伝わった、荒唐無稽な『老爺の…

ゴールデンウィークの真っ最中、西楼院高校の探偵姫こと早水皐月は六人の同級生の男子生徒を集め、ミステリーについて語り合う《探偵クラブ》を創設した。大企業グループ総帥の孫娘、文武両道…

女子中学生の『刹那』は、最近ネ友の成人男性『ケーク』とよく話している。 そんなある日、居酒屋で自分の兄貴の奇行を愚痴った刹那。 しかし、ケークはその謎に興味を持ち出して……？

「彼女は夢を見るようになった」――AIと対話を続けていた女性が失踪した。そしてカウンセリングAI《AIメモリスタ》。そのAIは、まるで“自殺”したかのように痕跡を消していた。 無…

お題からできるだけくだらないことを導き出してみました。 とにかくしょうもなく、ためにもなりません。

クラスで目立たない少女の秘密を、唯一知っている少年がいた。 人気急上昇中のアイドル「ミヅキ」としての顔と、目立たないよう振る舞う高校生「瑞華 小雪<みずは こゆき>」としての顔…

葉隠泥治郎は売れない純文学作家である。ミステリは門外漢であるから、事件の謎など解けるべくもない。しかし彼の描く絵空事は、今日もどこかで事件を解決している。 ※2〜5話程度で1エ…

角野愚知と語り手の安楽死探偵ものです。

　クリスマスイブにちよは異世界へと旅立った。 「怖がらないで聞いてください、貴女は世界の壁を越えてしまいました」 「あら、じゃああの、丸く並べられた蝋燭を時計回りに吹き消してしま…

ひとりホテルのバーに行ってみたら、愚痴を聞いてくれるバーテンダーがいて…… カクヨムコンテスト10短編部門に応募してみます

昭和四十四年（1969年）から始まるお話。この年女子大生になった小柄な少女、一色千代子は大学のミステリー研究会というサークルに加入します。そこで大学内で起こった不可思議な事件を解…

高橋　花美（コウ・ホワミー）……親日の韓国人。日本生まれ。46歳独身女性。探偵事務所の事務係。 梓　由美（あずさ　ゆみ）……自称探偵のひきこもり安楽椅子探偵。46歳独身女性。謎解…

東京は丸の内。 オフィスビルの地階にひっそりと佇む、暖色系の仄かな灯りが点る静かなショットバー『Huster』(ハスター)。 今夜もまた名状しがたい悪夢のような複雑怪奇な事件が…

東京は丸の内。 オフィスビルの地階にひっそりと佇む、暖色系の仄かな灯りが点る静かなショットバー『Huster』(ハスター)。 事件記者の東城達也と刑事の西園寺和也は、そこで車椅…