偽りのスキャンダル【KAC20252参加作品】
カユウ
第1話
僕こと
交友関係が広くないのか、それとも普段から目立たないようにしているせいか、彼女と話す生徒は少ない。いつも黒縁のメガネをかけており、背中の中程までの髪を簡素にまとめ、制服もきっちりと規則通り着こなしている。
しかし僕の目には違って見えていた。地味な外見の下に隠された彼女の仕草や表情の端々に、あの人気アイドルの面影を見つけたのだ。
「……やっぱり、間違いない」
僕の口から小さな呟きがこぼれた。だが、運良く流れたチャイムの音にかき消され、僕の呟きは誰にも届かなかった。クラスメイトだけでなく、この学校に通う生徒たちが気づかない彼女の秘密。瑞華 小雪は、僕が一年前から推しているアイドル、
アイドルのミヅキは、水晶のように透き通るような白い肌に、夜空を思わせる漆黒の髪が背中の中程まで伸びている。一度見たら忘れられない琥珀色の瞳は、見る人を魅了する不思議な輝きを持つようだった。小柄ながらもしなやかな肢体は、ダンスの時に見せる流麗な動きで観客を魅了しているし、その煌びやかな笑顔は太陽のような明るさと月の優しさを兼ね備えている。さらに、声は澄んだ小川のせせらぎのように耳に心地よく響く。どんな衣装も完璧に着こなし、特にステージ上では別次元の輝きを放つのだ。
テレビやSNSでは煌びやかな笑顔を振りまくミヅキが、学校では誰にも気づかれず、存在感の薄い生徒として過ごしている。完璧な二重生活。
僕はその秘密に気づいてから、教室の窓から見える景色が変わった気がした。
◇◇◇
僕がミヅキの秘密に気づいてから二ヶ月が過ぎた。
瑞華 小雪としての彼女は、学校では存在感の薄い、普通の女子高生を演じていた。成績は良いが目立つことはなく、友人も少なめで、放課後はいつも急いで帰っている。小耳に挟んだ限りでは、いつ誘っても休日に遊んだことはないらしい。
僕は彼女の秘密を知っている。だからこそ、推しを守るためにも僕は決して口にすることはない。
アイドルとしてのミヅキは、ここ最近急速に人気を伸ばしていた。彼女が所属する PRiSM★R'ism は2年ほど前に7人組のアイドルグループとしてメジャーデビューした。だが、アイドル活動に強いとはいえない事務所であったことから、鳴かず飛ばず期間が続いた。さらに、メンバーの素行不良や精神的な問題により、デビューから半年ほどの間にバタバタと3人が脱退。1年ほど前に開催された事務所主催のオーディションにて、ミヅキの存在が明らかとなり、PRiSM★R'ism に加入。透明感のある歌声と繊細な表現力が持ち味の彼女は、既存メンバーに認められてセンターの座へ。そこから徐々に PRiSM★R'ism の知名度を伸ばしていたところ、古参ファンが SNS に投稿した5人の写真が注目を集めた。そして彼女たちのパフォーマンスを見た者は、どんどんとファンになって行ったのだ。
中でも、特に彼女の歌唱力とダンスは評価が高く、徐々に音楽番組への出演も増えていた。中でも人気バンド
「実は、神上さんのファンなんです」
あるインタビューでそう答えたミヅキの言葉がきっかけで、人気上昇中の PRiSM★R'ism と推しも推されぬ超人気バンド BLAZE の共演が決まったそうだ。彼女のファンとしての自分は嬉しく思う一方で、BLAZE との共演によってただでさえ取りづらいライブチケットが取りづらくなるだろうなと思った。
◇◇◇
ある日の朝、教室に入るなり、僕は異様な空気を感じた。
クラスメイトたちがスマホの画面を見せ合い、ざわついている。そして、いつもなら席に座っているはずの瑞華さんがいなかった。
「おい、霧切。見たか?ネットの記事。これ、週刊誌にも掲載されているらしい」
同じクラスの佐藤がスマートフォンの画面を突き出してくる。そこには衝撃的な見出しが踊っていた。
『人気アイドル・ミヅキ、未成年飲酒・喫煙疑惑!BLAZEボーカル神上との不倫関係も!』
僕は咄嗟に佐藤の手ごとスマートフォンをつかみ、記事をスクロールしていく。そして、記事に添えられた写真は、ミヅキに似た女性が煙草を吸っている姿と、高級マンションに出入りする様子だった。
「嘘だろ……」
僕は食い入るように写真を見つめる。僕は気づいていなかったのだが、SNSでは『#ミヅキ炎上』がトレンド入りしていた。BLAZE のファンだけでなく、PRiSM★R'ism のファンや、ミヅキのファンを自称するアカウントまでもが、彼女を非難する投稿で溢れていた。
『竜冶様に近づくためだけに……』
『ちょっと人気出たからって調子に乗りやがって……』
『清純だと信じてたのに裏では……』
その日、瑞華さんは学校を休んだ。翌日も、その翌日も。
三日ぶりに学校に現れた瑞華は、別人のようだった。
黒縁メガネとマスクで隠してはいるが、顔色は青ざめ、目の下には隈ができていた。だが、誰も彼女に声をかけられないまま、時が進んでいく。
放課後、瑞華さんが一人で教室に残っているのを見た僕は、意を決して声をかけた。
「瑞華さん、調子悪い?」
いろいろな考えが頭をよぎってしまい、なんとか絞り出せたのは、単純な言葉だった。だが、単純な言葉だったからこそ、彼女の心に届いたのだろう。気づけば、彼女の目から涙があふれ出していた。
「全部、嘘なのに……」
彼女の言葉は細く震えていた。
「嘘なの……何もかもが嘘……それなのに、嘘なのに……神……がみさんが、私との交際を、認め……る声明を、出すんだって……嘘、なんだよ……どうして……」
彼女は肩を震わせて泣き続けた。
「なんで?なんで私なの……私何もしてないのに……私と、なんて…全部嘘なのに、誰も信じてくれない…」
僕はゆっくりと彼女の前に回って膝をついた。黒縁メガネを外して涙を拭う彼女に向かって、静かに言った。
「僕は、信じるよ」
瑞華さんは驚いたように顔を上げた。
「大丈夫。瑞華さんは何も悪いことをしていないって信じてるよ。大人は嘘ばっかりだよね。辛いときは我慢しないで泣いちゃっていいんだよ。泣いて喚いて騒ぎ回って、落ち着いてから立てばいい。あんまり話したことない僕に言われてもって思うかもしれないけどさ。僕は……」
黙ってこちらを見る彼女と目を合わせ、僕は固く誓った。
「君の力になるよ」
僕の言葉を聞いて再び泣き出してしまった瑞華さん。彼女が落ち着くのを待って、途中まで一緒に帰った。途中といっても、正門を出て少し歩いたくらいだったが。彼女は正門近くに止まっていた車に乗り込んで帰って行ったからだ。車に乗っていたのは
家に帰った僕は、家の中に誰もいないことを確認し、自室に入って鍵をかける。僕の部屋は、一般的な高校生のものとは少し違っていた。
配信用の機材が並び、壁には事件や芸能ニュースの切り抜きが貼られていた。僕はは『探偵キリギリス』という名前で配信活動をしている。4年近く活動しているが、なんだかんだで登録者は1万人ほど。弱小ながらも熱心なファンがいる配信者だと思っている。
僕は、出すか出さないかをずっと迷っていた情報を入れたファイルを取り出し、念のため中身をざっと確認する。証拠となる画像や映像、音声を確認し、話す内容を何度か確認。いつもそうだが、配信でトチるわけにはいかない。
「よし、準備は整った」
僕はモニターの前に座り、深呼吸をした。普段の配信は、世間を騒がせる事件について、独自の視点から分析する内容だった。だが、今日は違う。僕は全ての貯金をインターネット上の CM 費用に注ぎ込み、今までリーチしたことがない層にも配信を届かせるようにした。切り抜き師と呼ばれる人たちにもたくさん集まってもらいたい。僕は、配信開始時間まで、壁に写真や雑誌の切り抜きなどを隙間なく貼り出していった。
そして、予定時間になり、配信を始めると、今までにないほどの同接数を記録した。最大分母に届くようにと手当たり次第に投稿した CM が功を奏したのだろう。
「探偵キリギリスだ。いつも見にきてくれる人ありがとう。ただ、今日は少し趣向を変えて、芸能スキャンダルについて話そうと思う」
僕は真剣な声色で話し始めた。顔は出さず、首から下だけの映像が配信されていく。
「さて、芸能スキャンダルの本題に話す前に、まずみんなに告白しなければならないことがある。僕は、今世間を賑わしているアイドル・ミヅキのガチ恋ストーカーだ」
途端に、チャットが荒れ始める。今までの配信で見たことないほどの速さでチャットログが流れていく。しかし、僕は計画通りに話を進めた。ここからは時間との勝負である。
「ミヅキが公表していない好きな食べ物や行きつけの場所。それだけじゃなく、オンオフを通した一日の行動……僕は、彼女の全て把握している」
そして僕は、ミヅキがアイドル活動と学業を両立させるために行なっている細かい日常を、学校や彼女の家がバレないよう細心の注意を払って明かしていった。僕がただのガチ恋オタクではなく、本物のストーカーであることを証明するように。説明する途中で、壁に張り出した写真や切り抜きをカメラに映すことも忘れない。隙間なく張り出されたミヅキの情報には、本職も驚いたことだろう。
「ここまでで、僕がミヅキのガチ恋ストーカーであることがわかったと思う。そして、今日話したい芸能スキャンダルとは、ミヅキの飲酒喫煙と不倫疑惑についてだ」
再びカメラを僕の首から下に向けると、ミヅキが炎上する発端となった週刊誌を取り出す。
「ストーカーだからさ、この記事が嘘だってわかってるんだよね。だって、ミヅキのことをずっと追いかけてるんだからさ」
僕は、できる限り話題になるようこれまで見聞きしたストーカー加害者を思い出してトレースする。チャットは流れが早すぎて何も見えない。
「で、この週刊誌が報じているミヅキの飲酒や喫煙していた日。具体的な日付は書いていないけど、記者さんが推測できるような情報を書いてくれているよね。この情報から、BLAZE との2回目の共演が行われた音楽番組の収録の翌日だとわかる。で、その日のミヅキはさ、写真の場所にはいなかったんだよね」
週刊誌の記事を写したままにできるようブックスタンドに立て、僕はタブレットを取り出す。素早く操作し、1枚の写真を表示した。
「その日のミヅキは、昼過ぎに家を出てから深夜まで、このダンススタジオで練習していたんだ」
表示したのは、著名なダンサーも使っていることが公言されているダンススタジオの全景写真。その写真を右にスワイプすると、動画が流れ始めた。ドアにつけられたスリットガラス越しに見えるミヅキが踊る姿。汗を流しながら、何度も同じ振り付けを練習している様子だった。
「このスタジオは利用者本人ではなく、登録している関係者であれば代わりに予約をすることができる。今回、マネージャーではなく、事務所関係者が代わりに予約をしたので、彼女がここにくる予定だったなんてわかりはしない。ま、僕のようなガチ恋ストーカーにとっては、彼女の行動パターンからダンススタジオに来ることはわかっていたけどね」
僕は、他の日についても同様の証拠を示した。
「もちろん、彼女は一人でダンススタジオや音楽スタジオで練習していたわけじゃない。ミヅキと一緒にいたのは、この人だ」
意図的に荒くした写真にて、ミヅキに飲み物を渡す男性の後ろ姿を示す。
「プライバシーの観点から、彼が特定されないようあえて荒い写真にしているのは許してほしい。彼は、ミヅキと昔からダンスや歌を共に練習してきた人である。週刊誌が疑惑あると報じた日は、いずれも彼とともに練習していたんだ」
一度言葉を切り、チャット欄に視線を向けるが、いっこうに速度が遅くならない。これじゃあ誰も読めていないんじゃないだろうか。
「この情報を公表すれば、今ほどの炎上はなかっただろう。では、なぜミヅキの所属事務所はこの情報を公表しなかったのか。それは週刊誌が発売された日の未明、彼が交通事故にあってしまい、重体になってしまったからだ。今も、彼は生死の境を彷徨っている。そんな状況にも関わらず、ミヅキの事務所が事実を公表したらどうなるか。週刊誌をはじめとする数多くのメディアが病院に殺到すること間違いなし、だ。だから、ミヅキの事務所は彼の存在を明かせず、ミヅキのアリバイを証明することができなかったんだ。すべては、マスコミが病院に押しかけた結果、取り返しのつかないことになることを恐れた結果とも言える」
僕の狙い通りになっていれば、今頃チャットはマスコミや記者を責めるないようになっていることだろう。流れが早すぎてまったく見えないが。
「そして、神上 竜冶との不倫だが、この週刊誌に掲載された写真に写っている女性は本当の神上さんの奥さんだ」
タブレットを再びスワイプし、公表されている神上の妻の写真と、本当の神上の妻の写真、それから週刊誌に掲載されたミヅキと言われている女性の写真を並べたものを表示。
「神上さんの本当の妻は、16歳年下で現在20歳。元々はアイドルとして活動していた女性だ。え、公表されている神上さんの妻は誰かって?そりゃもちろん前妻だよ。BLAZE を結成した高校時代から神上さんを支え、影に日向に BLAZE の発展に寄与した素晴らしい女性だ。そんな奥さんをあっさりと切り捨てて、1年前に再婚したのが今の奥さんだってさ」
スマートフォンを操作し、ある録音データを再生する。
『あ?離婚したんだから妻でもなんでもねぇよ。今ごろは実家に帰って野菜でも作ってんじゃねぇの?BLAZE を作ったのも人気になったのも俺のおかげ。あんな勘違い女と結婚したことが間違いだったわ」
男の声は明らかに酔っていたが、特徴的な声で神上のものだとわかる。続いて、別の録音データを再生する。
『これで不倫を理由に離婚を公表できるわ。いつまでもあんなのが俺の妻だって紹介されて、イライラしてたんだ。あぁ?巻き込まれた子?はっ、子会社の中でちぃっとばかし売れただけの小娘だろ。俺のために使ってやったんだから、感謝して欲しいくらいだぜ。あんなレベル、いくらでもいるだろうが。あ、俺の奥さん加入させてやろうか。そしたら今以上に人気出るだろうさ。あっはっは!!」
こちらも神上の声に聞こえるものだ。
録音データが止まった瞬間、僕の配信者画面が真っ黒になり、僕の配信は強制終了した。
◇◇◇
それから一ヶ月後。
瑞華さんが一時的に見せていた不調さはなくなり、今まで通りクラスの隅の席で本を読んでいる。
僕の配信は、匿名で何者かによって拡散され、大きな波紋を呼んでいた。僕が証拠として出したミヅキのストーカー映像の真偽は定かになっていないものの、神上サイドの対応の拙さから、世間の風向きは完全に変わっていた。
「神上、最低だな」
「ミヅキちゃんを利用するなんて」
神上は無期限の活動自粛を発表し、BLAZE は活動休止状態に陥った。
一方、ミヅキのこの騒動をきっかけに、RiSM★R'ism は注目を集めることになった。もともとミヅキのダンスや歌唱力ばかりが取り上げられていたが、騒動中にミヅキなしで行われたパフォーマンスがいくつか流された。そこで、RiSM★R'ism はミヅキだけじゃなく、ヒマリ、ミドリ、ユヅキ、キスイそれぞれのパフォーマンスが素晴らしいと再評価され、「不当な扱いを受けても頑張るアイドル」として、応援する声が増えていった。
放課後、瑞華さんに呼び止められた僕。先生に呼び出されていたため、帰るのが遅くなってしまった結果、教室の中で2人きりだ。
「霧切くん」
彼女の声は、以前よりも力強く響いた。
「あの配信のこと、本当にありがとう」
僕は、思ってもみなかった言葉に驚き、目を見開いてしまった。
「え……」
瑞華さんは小さく笑った。
「やっぱり、『探偵キリギリス』は霧切くんだったんだね。私のストーカーなんて嘘、ついちゃダメだよ」
「は?……え、ちょっ、はい?……もしかして、カマかけた?」
「カマかけたっていうか、蒼木さんから聞いたことの答え合わせ、かな」
僕の表情が凍りついた。まさか蒼木さんがバラすなんて思いもしなかった。とはいえ、この前の配信で『探偵キリギリス』のアカウントは一発永久BANとなっているのが不幸中の幸いというべきかどうか。
「
「よかった。本当に、よかったね。彼氏が目を覚まして」
「知ってたんだ。霧切くんが配信で言わないから、知らないんだと思ってた」
「僕は『探偵キリギリス』だよ。令和の安楽椅子探偵って言って配信してたんだから、あれだけの情報があって気づかないわけがない」
ドヤ顔を見せる僕に、瑞華さんは吹き出した。
「ふふっ、霧切くんでもそんな顔するんだね。霧切くんは言わないでくれたんだけど、彼のこと公表することにしたの。事務所と相談したら、今の世間の評価だったらむしろプラスになるだろうって。もし万が一ダメでも、事務所としてバックアップするからって言ってもらえたんだ」
僕は、心から祝福の声をあげる。
「そっか。それがいいよね。おめでとう!末長くお幸せにね」
推していたアイドルのミヅキが幸せになることを、ファンが祝わないでどうするって話だ。僕が笑顔で拍手すると、瑞華さんは真剣な表示でこちらを見つめてくる。
「隠さないでほしいんだけど、神上さんの事務所が『探偵キリギリス』を名誉毀損で訴えるって……」
「ああ、訴状ならこの前届いたよ。一応、弁護士の先生には相談していて、公共の利害、公益目的ってことで戦ってみようって。名誉毀損は、CGや合成音声で作った嘘でも事実でも訴えられちゃうから、次は注意するようにって言われちゃったよ」
僕が肩をすくめると、瑞華さんが目を丸くした。
「え?じゃあ、あの証拠は……」
「あ、言ってなかったっけ。全部 CG と合成音声だよ。ただ、タイミングよく本物の証拠が誰かから出てきて事務所に届けられたみたいだね」
僕は窓の外を指差した。そこには、先日瑞華さんが乗り込んだ車が見える。
「RiSM★R'ism のマネージャーの蒼木さんって、前は神上さんのマネージャーだったって噂だね」
瑞華さんが小さく笑った。
「霧切くんって、本当に探偵みたいね」
「僕はただの高校生だよ。でも……」
僕は瑞華さんをまっすぐ見つめた。
「瑞華さんのクラスメイトでいられて良かった」
窓の外では、青々とした葉が風に揺れていた。
偽りのスキャンダル【KAC20252参加作品】 カユウ @kayuu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます