「和風×現代 鬼」を含む小説

　科学が限界を迎えてから実に三百年経った、2843年秋のこと。 　改造巫女服にサイドテールがトレードマーク、桜花の巫女がここに見参。ある時には祈り、お団子に顔を綻ばせ、親友に抱…

ーー消えた記憶を求め、彼は今日も世界を駆ける。 この世界には魔導が存在する。 それに伴った魔導現象や生物も、少なくなったが消えてはいない。 主人公、形無貴己《あらなしたかみ》は…

神に会うては神を斬り、仏に会うては仏を斬り、鬼に会うては鬼を斬る。鬼切りの東雲宗二郎は、今日も魑魅魍魎を斬る。斬れないものなど、あんまりない。

祖母が死に、一人残された「私」は家を出ることを決める。 その引っ越し前日、一人の男が「私」の元を訪ねてくる。 家を出ること、それは「私」にとっては「彼」と別れることをも意味してい…

強い霊力を持って生まれた少年・大崎虎太郎は常に妖に命を狙われる日々を過ごしていた。それを解決するため、頼った占者から虎太郎にある町へ向かうよう告げられる。そこで出逢いが待っている…

　時は現代、場所は日本。 　妖怪や怪異現象の被害に悩まされ続けたこの国は、独自の職業を生み出した――退魔士である。 　退魔士養成学校に通う玉石一磨は、在学中に国家資格「退魔士」試…