「元凶 短編」を含む小説

いつか この世で最も大切なものを買い戻すために。 異世界商人アキンドは今日も大儲けをたくらむのです。 今回は彼の生まれ故郷オレリア王国に里帰り。 錦を飾るのかと思いきや、地元は食…

詩歌で名を残すこと叶わず、その身を虎に変えてしまった李徴は、かつての友、袁傪に出会う。 しかし、虎になった己の身など晒せようはずもなく、草叢の陰で別れを告げる。 友が去ったその…

　フランセーズ幕府が、民衆へ服装規制を行う世界で、御洒落御免状の発布を求める維新軍が担ぎ上げるのは、緑扇宮ルウ……。ファッションデザイナーとそのフィットモデル（語義はパートナー）…

王立学園の魔術教師として教鞭を執っていた炎熱の魔術師シャノンは、ある日、生徒に手を出した疑いがかけられている後輩教師リリィの追放に賛成した。 しかしそれは、その被害者生徒である…

山々に囲まれた小さな村、そんな隔離された空間でネズミに人々は悩まされた。　穀物は食われ、伝染病が流行る中、元凶のネズミは次々と数を増やし増殖していく。　ネズミたちを撃退するために…

ウチカドココネはどこにでもいるＪＫである。 ある夜のこと、帰宅途中に襲ってきたのは不気味な怪物だった。 『とても…いい夜でスネ？』 寒気と吐き気をもよおすような声音、そして不可解…

相変わらずこっちの世界とあっちの世界を行ったり来たりする三木大介ご一行様。現実世界での状況は変われど、ファンタジー世界にそんな物は関係なし。 さて、また暴れますか。 こちらの続…

多発する自殺事件。主人公はその真相を追っていく内に文字に気付く。それはただの文字。だが、その文字がすべての元凶。人を狂わせるのは、文字だけで充分だ