「ちょっとだけ不思議」を含む小説

アルバイトの面接に、なぜか落ち続ける高校生、水月瞳（みづきひとみ）。 舞台は、高齢化が進む街「藤波町」。校訓「稼ぎは学び」を掲げる桜川商業高校に通う彼女は、入学早々、アルバイトの…

母から相続した山は、謎に塗れていた。 祥之は母から山を相続した。知らない山とそれにまつわる謎の人間関係。 山に入れば不思議な事が起こり始める。 いつのまにか、山の虜になっていく祥…

「こんな時間にどこに行くのじゃ？」 真夜中にアイスを買いに出かけようとしたら、手のひらサイズの神様がついてきた。 子どもの頃から私につきまとっているおじいちゃん神様。 見守っ…

太堯国皇帝・陳希俊の年の離れた弟・陳希亮は人質となって長く東の隣国にいたが、２０歳になった時、国に呼び戻された。懐かしい故国への帰路の山中で、彼は旅芸人の一座を危機より救う。その…

ただ、あの感覚をもう一度味わいたかった。 一駅乗り過ごしたときの、あの時空を跳ぶようなワクワクを。 だからわたしは、昨夜寝不足になって、今日、わざとバスに乗った。 クロはいつも通…

「彼女いない歴＝年齢」の大学生・神谷湊（かみや・みなと）は、 友人にそそのかされて人生初の“レンタル彼女”を利用することに。 現れたのは、金髪・マニキュア・華やかな服装――ま…

これはフィクションではありません。すべて実際に起きた出来事を、記憶と記録にもとづいて書いています。 笑ってもいいし、信じなくてもいい。でも、ほんとうの話です。

街の片隅に、誰も近づかない古びた店がある。 お化けが出るという噂もあるその場所に、少年は住んでいる。 けれど本人(主人公)もしゃべる猫ユウも、その店が何の店なのかを知らない。 …

他人に綺麗な部分ばかり見せて、綺麗な部分ばかり見て生きてきた私がたどり着いた先に待っていたのは息が詰まる地獄のような世界だと気づいた。だから、見ることにしたんだ、綺麗じゃない部分…

壊れてしまったデバイス。 急遽、買い替えた中古のデバイスに搭載されていたアシスタントAIは、なにやら不思議な存在で……。 1700字程度の掌編です。 AIのセリフは、実際にA…

「店長」と呼ばれる男子高校生が通う学校には、ちょっとだけ不思議な人がいる。 彼女はいわゆる激レアさん。 出会える確率は月に『一回』もしくは『ゼロ』という遭遇率の低さ。 噂が絶え…

この街には、宇宙人が住んでいる。 でも誰も気にしない。誰が宇宙人かなんて、探ろうともしない。 そんな“ちょっとだけ不思議な日常”

見た目も話し方も完璧に同じな双子。誰にも見分けられないそのふたりを、なぜか俺だけはわかってしまった──勘で。 それが、めんどくさくて、ちょっと甘い関係の始まりだった。 ※この作…

「可愛い女の子はうんこをしない」——そんな幻想を信じた青年・鈴木は、ひとつの信仰を作り、壊し、そして再び誰かと笑うまでの旅に出る。排泄と愛と哲学が交錯する、ちょっと不思議で、でも…

高校二年生の朝倉蓮は、亡くなった祖父の神社の管理を頼まれ、田舎での夏休みを過ごすことに。神社に到着すると、そこには自称「神様」のミナツがいた。彼女はこの神社の守り神だったが、最近…

「ウ◯トラハイパー完全デラッ◯スマンΩ」。宇宙の神である彼は、年に何度もロトを当てる。 だが、働かず、贅沢せず、ただ静かに猫と暮らしている。 洗濯をし、スーパーに行き、スマホを契…

やることもなければやる気のない日を過ごしていた日比野よしみが飽きずに続けていたのは、ちょっとしたスキマに出来るアルバイトだった。 ある日、依頼内容を確かめずに受けたバイトはVI…

日常に潜む、ちょっと怖い・不思議な話のオムニバス集

三題噺をもう一度やり出したので上げます。 1話完結型です。 極力不思議な話を目指していますが、お題によっては変わるかもしれません。

学生の日常生活。ちょっとだけ不思議な話。公募「小説でもどうぞ」に応募した作品を一部修正したものです。