「片思いから両片思い」を含む小説

旅人の主人公は、遺跡調査のため4年近く滞在している街から、奇妙な偶然が続き出発できずにいた。 そんな中、街一番の若き女商人コロネ・カペレイアから、熱烈な求婚を受ける。 かつて彼…

俺──岡崎晴彦はどこにでもいるようなありふれた男子高校生。誰かの物語のモブで十分だと思っていたのだが、幼なじみである春日井優にとっては違うらしい。 高校一年の秋、モノクロだった俺…

転校生――天音翼。 やがて、学校のアイドルになる子だった。 彼女の学校案内役を買って出たのが、全ての始まり。 彼女をもて囃す癖に、放課後の学校案内となると、手を上げない陽キャ達。…

矢嶋慶はある日、本屋で学園のマドンナ和泉カレンを見かける。 そして彼女がラノベをコソコソと買うところを見てしまい、実はオタクなのだと知る。 その翌日から、和泉カレンが自分がオタ…

　仕事で疲れ切っていた新人ナースは、残業中になぜか昔流行したゾンビゲーにそっくりな異世界に迷い込んでしまう。殺意が高い異世界の中で、彼女は異様に暴力に慣れたゲーム開発者に命を救わ…

世のなかには、予想もしないことが起こるもので。 でも、まさか自分が住んでいるアパートが、火事になるなんて思ってもみなかった。 学校のたいていの人間が、その目つきの鋭さ、赤髪から…

高校生活も終わりに近づいた頃、私（＝陽奈）は幼馴染の彼（＝晴輝）から告白を受けた。 が、しかし、「今更、彼のことを『異性』として見ることができない」ということを理由にこれを断って…

高校二年のナツミがシュウに出会ったのは、雪が降りそうなほど寒い朝だった。たらたら階段を上っていたシュウのせいで、電車に乗り遅れたナツミ……悪印象しかなかったはずなのに、いつの間に…

『だれでもいいからキスがしたい』 大学受験前の夏課外でした、初めてのキス。 それが真水くんとの始まりだった。 “キス”を軸に綴る、別れと成長と「言えない本音」のオムニバス…

「婚約者がいますので」 面倒よけのための、ていのいい最強の断り文句。 形式上の婚約者である二人は、そのことをよくわかった上で、婚約者がいない場においてその言葉を使い続けていた。…

中学からずっと一緒にいた春川悠と私。 なんでも話せる親友だけど、「好き」だけは言えなかった。 大学生になっても変わらない距離感。 けれど、夕暮れの駅前、いつものベンチで交わした…

　王は人が選ぶのではない。神が選ぶ。 　兄弟王子を差し置き教会の託宣により次期女王に選ばれた王女エレオノーラは、幼い頃から重責を感じ努力を重ねてきた。しかし、宰相ギルベルトには…

恋子（れんこ）は、大恋愛の末こんな名を付けた両親のせいで散々からかわれ、昔から恋愛下手。 同期の完璧男・波瀬（はぜ）にもからかわれ、できるだけ距離をとっていたはずなのに。 会社の…

没落しかけたファビエ伯爵家を救ってくれたのは、冷徹と評されるノア・フォン・レヴィストロース公爵だった。 見返りに求めたのはファビエ家の一人娘である私、ジョゼとの結婚。 実は以前…

両親が仕事で家を空けることが多かった高校生、栗城幸多は実質一人暮らし状態。そんな幸多のお隣さんには中学が一緒だった笹倉秋稲が住んでいる。 彼女は幸多が中学時代に告白した時、「友達…

「あなたの”好き”が読みたい　百合小説コンテスト」参加作 最初にお断りしておきます。 本編は過去に発表した連作短編に加筆したものになります。 新巻の作品をお読みいただいている方…

｢……お前なんか、嫌いだよ｣誰よりもそばにいたはずの幼馴染は傷ついた顔で下手くそに笑った。ずっと隣を歩いて行けると、思っていたのに。

「女性向けマンガ原作」コンテスト＞日常部門＞キーワード・スポーツ 幡谷聖羅27歳。転勤で千葉県木更津市に異動し、交通手段としてクロスバイクを購入する。いきなりパンクさせてしまい、…

君と住むアパートに帰って、一緒に乾杯。これが僕の幸せだ。 ※苦手な方はバックで