「中華もの」を含む小説

華国の皇子、藍蒼月（らん・そうげつ）は、“厄付き”と呼ばれる不吉の象徴として生まれ、18年もの間、家族から疎まれ、数多の宮仕えの巫女たちに“浄化”と称して痛みと屈辱を与えられてき…

国で最も信仰されている仙人の姫琳/ヂェン・リンは国で起こる事件を仙力を使い解決していた。 ある日後宮で殺人事件が起こり、調査へ行くことになる。そこで数日前に失踪していた弟子の風仙…

ピッ○マとかにありそうな武侠ラノベが観たかったので書きました。

後宮の隅に置かれた仙葬宮。 そこには人の死期を夢に見るという少女が、特別に妃の名を冠して『玉蝉花妃』と呼ばれていた。 先帝は先代の玉蝉花妃に死期を告げられた身である。 現帝の…

蓬莱の傀儡子・天月（ティエンユエ）は、傀儡に魂を宿す傀儡子である。 仕事明けのある日、依頼主である鏡泉峰（きょうせんほう）の次期当主・沈清澈（シェンチンチェー）から、人買いの元奴…

武徳9年、秦王・李世民は政変を起こし、兄である太子・李建成と、弟の斉王・李元吉を自らの手で葬り去った。 この事件をもって、後に「貞観の治」と称される盛世の幕が静かに上がる。 だ…

暁（ぎょう）という国には泰江若（たいこうじゃく）という三十五歳の豪商がいた。 彼は六人の妻を持ち、湖のほとりに豪邸を建てて暮らしている。 最後に妻となった第六夫人、銀水鶴（ぎんす…

男主人公の女性向け小説に挑戦してみました！ 兄を庇って死んでしまった、主人公の樹。神様に転生の条件として出された使命は「人助け」だった。 妖魔が蔓延る世界で樹は人助けができるのか…

「陛下。あなたはもうすぐ死にます……（ごめんなさい、だけど私を殺さないでください）」 「そうか。ではお前、俺の妃になれ」 「…………へ？」 美貌の皇帝、冷骸陛下と呼ばれる恐ろし…

【コミカライズ7巻7/25完結！】 「天使……」 　キリルは復唱した。確かに天使と言えば天使だ。あんなかわいらしい生き物は人でないに違いない。 「あれはおまえにも天使に見え…

十六歳になったばかりの苺苺（メイメイ）は皇太子妃として、絶世の美青年と噂の皇太子がおさめる後宮に召集される。だが肝心の皇太子は病に臥せっており、後宮には不在。 そんな中、苺苺は真…

窈児は夫たる皇帝の心が己にないことを承知しつつも、愛らしい息子を得て心穏やかに暮らしていた。しかし宮殿では数年前から、五行思想に則った怪事が起こっており、不安の声が絶えることはな…

「黒龍茶を煎れよ」 そう命じたのは、城下の民が畏れる独裁者――煌皇（こうおう）だった。 命を受けたのは、代々皇帝に仕える茶師の名家『蘭家』一族の少女・蘭麗（らんれい）。 伝説とさ…

　小蓮は、薬師の老先生と二人で暮らしていた。17歳の誕生日を迎えた朝、先生から自分が、伝承の神の遣わした娘だと言われる。先生が自分と結婚したいのだと気が付いた小蓮は、家から逃げ出…

【連載休止中（近況ノート参照）】 尼寺で育った孤児の芙茗（フーメイ）は、ある日幼馴染みの許嫁から「結婚できない」と告げられる。 理由は言いにくそうにしていたから、詳しくは聞かなか…

あらすじ あたし四ノ宮 神美（しのみや かみ）は食べる事が大好きなぽっちゃりワガママボディのJK！。17歳の誕生日に、家族と親戚の皆で誕生日パーティーをする筈が、謎の中華服を着…

夕刊の連載(実際にあった事件を元にした)実録小説をイメージして書きました。 あらすじ 数寄屋会羅武力一家の構成員、八代栄司は若頭・二谷の命で、十数年ぶりに東欧から日本へ戻ってき…

平安の都に生まれ、薬草に深い知識を持つ姫・優夜。 結婚には関心を持たなかった彼女は、ある日、唐の宰相・天陽への輿入れを命じられる。 異国の風土、言葉、文化――すべてが初めてで…

妖の声なんて、誰にでも聞こえるものじゃないの。 宮殿を逃げ出した元王女・蘅音（こういん）は、妖の願いを「酒」で酌む、不思議な力を持っていた。 恨み、約束、祈り、さみしさ——百の妖…