「生きているとは」を含む小説

何も上手く出来ない、上手くいかない 　小さい時から、成人過ぎても、子供がいても 性根は腐っていたんだろうけどやってこれた 　だから、何か才能はあったのかも知れないが 嫌な…

　雪に覆われた山脈の間には、結界が張られて人間が立ち入る事ができない、生きている ゆきだるま達が暮らす村があった。 　生きる ゆきだるまの中でも異端児。熱い心を持つ『雪村ゆきお』…

世界にはなぜこんなにも薬屋さんが多いのだろう？それは、この世界に痛みを抱えない人などいないからだ。かつて植物だった“僕”は、言葉を覚え、欲と罪を知り、傷つきやすい人間の世界を生き…

彼女いない歴20年。コンビニで朝早くからバイトをして、終われば大学に行き、帰ったら飯食って寝る。そんな悲しい日常を送ってきたのだが、バイト仲間の後輩が、ゲイだと名乗り、俺に告白し…

高校卒業前、流れで童貞を卒業した主人公は、結局それから彼女もできずに10年近くが経過した。そんなある日、立ちんぼのひとりに『ある思惑』を持って話しかけた。 短編です。 　ノクタ…

一話完結、他に話との連動無し、5分完結

俺は、死にかけていた。 世界を埋め尽くす、一面の雪原のど真ん中で。血で赤く染め上げられた体を、まるで覆い隠すかのように降りしきる雪に、無力に覆い隠されながら。 そんな『白』…

人型アンドロイドにも飽きてしまった。　博士は目の前に寝転んでいるふわふわした毛並みの猫アンドロイドに手を伸ばすと、その毛皮に指を沈めた。不思議なことに暖かい。温度センサーがついて…

ある田舎町。そこが世界のすべて。空っぽな心を引きずって生きる高校生、仁哉(ひとなり)。置かれた境遇に流され諦めたように生きる同級生、鈴男(すずお)。不遇な家庭環境や馴染めない世界…

この世界には人がいて、悪魔がいて、魔法がある。 どこかの誰かが笑っている空の下で、どこかで誰かが泣いている。 私たちは皆、自分勝手に生きている。 だから世界は、魔法の起源を…

2045年、人々は政府認可の完全栄養食で生きている。そこには"至福促進剤"が含まれ、誰もが幸せな労働者として50歳まで生き、そして静かに命を終える。 美食評論家の「私」は、記憶…

私の名前はシーナ・ラビリンス。 ディアナお嬢様お付きの従者。 ある日、幼い頃から冒険者に憧れていたお嬢様と一緒にお屋敷を出たの。 そして2人で冒険を続けるうちに、私はある能力に目…

第六次世界大戦の戦場。使い捨て戦力にすぎない一兵卒の俺は、軍用の量産型ロボ『ジャイーゴ』に搭乗して民間人をかばい、敵ミサイルに被弾するところで謎の光に包まれ愛機ともども異世界へ転…

「進め！　殺せ！」 気が付けば、戦場だった。 私はなぜ、こんなところにいるのだろうか？ それがわからなくても、生きている以上は生きていかなければならない。 死にたくないから、相…

日がなぼーっとして過ごしたい、と思いながら生きている瑤（よう）は、ある日ウザ絡みしてくる羽咲（うさ）に突然絡まれた。 「お寺の息子ならさ、新聞部のネタ、持ってるよね！」 面倒…

酒に負けたのか負け犬だから酒に走ったのか。こんな俺でも支えてくれる女がいる。

ーー神 それは世界中で信仰され、人間に恩恵・加護を与えてくれる霊威的存在である。その力は万物を創造し、人智を軽く凌駕するような圧倒的な力に、人類は長い歴史の中でその力に畏怖・尊崇…

チートスキルを隠して生きている昼行灯の冒険者サブローとなんでも変身できる元公爵令嬢サウスモニカ・ファランドールの逃避行、そして大して復讐しない復讐劇が今始まる。 小説家になろ…

人は誰しも心に傷を持って生きている。 高校生の崎本千生(さきもとちお)も同じく心に深い闇を持っていた。嵐の朝誰もいない図書室に行くと、そこには見た事のない程美しい男がいた。でもそ…