「ほのぼの 短編」を含む小説

僕、リセルは14歳。 冒険者になって村を旅立つことに決めた。今日はその第一歩の日！ だけど幼馴染のフィオが僕の左手を握って離してくれないんだ。 いや、離してくれるけどまたすぐ繋い…

ルアーナは婚約者であるセストに、幼い頃の初恋話をした。少し嫉妬してくれることを望んでいたが、あろうことかセストはさらりと嘘を吐く。 「あ、それ、俺だわ」 もうすぐ結婚する二人の…

「どこかへ行きたい」と思った。できれば、あいつと。 旅人（休憩中）と、薬師（趣味）のふたりは、 舞い込んだ仕事をきっかけに、港町へ向かうことになる。 曇り空の下、ほんの短い旅の…

子猫のような見た目のクマちゃんと、そんなクマちゃんを溺愛する冒険者たちの、ゆるふわでもこもこな日常を描く超ショートストーリー。 『肉球は正義』『湿ったお鼻最高』『子猫を吸いたい…

　会社の飲み会で、ベロベロになるまで酔っぱらった。 　目覚めたら、子犬系の可愛いイケメンを拾っていた。 「俺のこと、一生養うって……」 　どうしよう。 　ヒモとして拾ってきた…

もものサングリア、もものパスタ、ももとアールグレイのひみつの夜食デザート～三品のレシピをいとこの彗《けい》ちゃんが詩的に仕上げる。その出来映えは？

※第４回「G'sこえけん」音声化短編コンテスト【ボイスドラマ部門】応募作品 社畜として限界を迎えた俺は、ある日全てを終わらせようと、気が付けば自殺の名所を訪れていた。しかしそこ…

江戸下町の古びた長屋に、夜になると金を数えるという噂の黒猫――通称「猫さま」が現れた。最初は半信半疑だった住人たちも、次第に猫を囲んで日常の愚痴や喜びを語り合うようになる。 大…

　お友達の家で、おやつに出てきたサマークリーム。気に入ったようなので早速、買いに行ってみたら……。 （「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています）

　十六歳のミリアは、失恋の傷を癒すため、祖父の屋敷に滞在することにする。懐かしいはずの屋敷は、主人がいなくなり、すっかり静かになっていて。思い出との差にミリアはさらに引きこもる。…

タクシー運転手、営業マン、社長秘書、下着泥棒、ベンチャー社長…… それぞれの日常をちょっぴり垣間見たりして。

バレンタインデーが近づいたある日、急に現れた羅針盤。いたずら好きで、私が怒るとしょんぼりするような人格もある。ファンタジー感満載だが、私にとってはムカつくキャラだった。友達と放課…

昼休み、リョウは普段は気にならないはずのクラスの賑やかさに違和感を覚える。 居場所を探してひとり校内を歩くうちに、生物室へと迷い込んだ。

駅裏の細い路地にある小さな喫茶店「なまけ庵」。 看板にはこう書かれている—— 「本日のおすすめ：ホットコーヒー（お待ち時間 約45分）」 急ぎの人は来られない、でもゆっくりしたい…

風、泉、時間、記憶、月などのキーワードで 人生や物事の本質や自信のなさ、疑いなど、人間のダメさもふまえて、やさしいふしぎなファンタジーに仕上がりました。 ここにのせさせてもらいま…

ページ毎に視点が入れかわります。

カクヨムコンテスト10から出題されたお題に沿って創り上げた短編作品集 ※カクヨムコン10には応募していません。お題のみ使用しております※ 登場するキャラクターは「とあるアプリで出…

なくし物をした人の元へ現れる「あなたの鼻」と書かれた木のドアの向こう。 そこには翻訳機越しに意思疎通をする大型犬がいた。 「犬は貴方をいらっしゃいませしたいと考えています」

ある日の金曜日の残業中。 一本の電話で伝えられたのは、三年付き合った彼女から別れを切り出された事実。しかも、浮気もされていたというオマケつき。 「先輩……どうしたんですか……？…

町外れ、私は黒い魔物と出会った。 大きな犬のようで、黒い毛並みと琥珀色の瞳が特徴の不思議な子。 なんとなく気になって家へ招いてみると……スープの入った鍋が気になるようだった。 …