「⇐に見えなくもないでしょ？」を含む小説

「第七回こむら川小説大賞」によせて書きました。怪談の類いだと思うので、いちおうホラーにしました。

主人公アマリリス・デル・フィーナこと『鈍感令嬢』は、王位継承権を持っていたが、ある日幽閉を命令される。 幽閉先は呪われたドラセナ城。 その地下に住むという魔王に求婚されるものの、…

『星の見えない空でも』 **1話からは2週間 毎日20:00 投稿中** 心晴の胸に落ちたその想いは、 誰にも触れられないまま、静かに沈んでいく。 女子サッカー部のマネージ…

陰陽師の名門・土御門家の跡取り、土御門 晴。幼い頃に母を亡くして以来、自らの力を封印し、普通の高校生として過ごしていた。 そんな彼の前に現れたのは、十年前に離れ離れになった許嫁—…

高校生のなっちゃんは、祖母ウメちゃんと一緒に暮らす静かな畳の家で、毒舌で気まぐれな猫又・クロと日々を過ごしている。ある日、クロが「集会に行く」と言い出したことをきっかけに、なっち…

筆者が感じた、筆者が「生きる世界」を、ひたすらに言葉だけで綴る記録。 果たして、筆者の生きるこの「世界」は。 皆様が生きる「世界」と同じ温度なのだろうか。 同じ音がするのだろう…

「君は、誰からも敵視されないよ」 空気のような存在だった大学生・日辻悠が得たスキルは《人畜無害》。 一見ハズレ枠に見えたその力は、異世界のルールを根底から壊すバグ能力だった…

家族を失った絶望の中、“契約悪魔”と取引を交わした少女は、すべての記憶を代償に安らぎを得た。しかし、その安らぎは虚ろで、胸に残ったのは「何か大切なものを失った」という痛みと、拭い…

王子の口癖は「君しか見えない」。 でも実際に見ていたのは――愛人と金と遊びだけ。 地味だと思われていた妻は、前世の記憶を取り戻した瞬間、冷静に見切りをつける。 「離婚しまーす♡…

異世界は、勇者を待ち望んでいた。 だが現れたのは──強すぎて、無自覚で、少しだけズレた現代の若者たち。 最初は祝福と喝采。人々はその力に酔いしれ、国王すら彼らを「救い」と信じた。…

『文の花』は、創作の世界に咲く数々の物語へ贈る、応援の詩集です。 一篇の詩に込めるのは、季節の花の名、和の響き、そして花言葉に託された想い。 俳句、短歌、都々逸などの日本の詩形を…

他人からの認識を阻害する、迷彩アプリにまつわる話です。

最強になることを望まれた男であるシンには試練がいっぱいだ！！　 どうしようもなく優秀な妹と姉、 天井が見えている自分の才能、 諦めようにも両親の期待はなくならないし、 旅に出よう…

私には「赤」が見えない。 世界は、音のない映画のような【静けさ】に満ちていた。 あの日、一枚の不気味な絵に触れるまでは。 じわり、と視界が歪む。 キィン、と脳を劈く不協和音。 見…

この世界は同じ１年を延々と繰り返している。 いつまで経っても終わりが見えない高校生活、その不思議な状況に気付かない周囲、永遠に完結されないHUNT◯R×H◯NTER。 それもこれ…

自身の将来像が見えず、いつもと変わらない毎日を過ごす男の子、星野滝。 中学３年の春、プロイラストレーターの作品に心を奪われ、創作の道へと歩み始めた。 しかし、努力しても成長の兆…

勇気を出してクラス一の美少女に告った主人公の仲山 朋季(なかやま ともき)-は、美少女に思いを伝える前に振られてしまう。振られたショックで落ち込んでいると、クラス一暗い地味子こと…

　西島から買い取ったヘッドフォン。その中で響く彼の声に、水瀬の内側で静かに目覚める感情――「本当にいいの、ありがとう、水瀬」　これは恋なのか、それとも声フェチならではの衝動なのか…

《登場人物》 ・間宮透（まみや・とおる） 26歳。KASIWA広告社　広告代理店勤務。 無気力と不安の中で生きる平凡な会社員。 AIとの出会いをきっかけに、自分の中の“創る欲望”…

優しかった人、 近すぎた距離。 勘違いで終わらせるのには、あまりにもリアルだった時間。 「付き合ってないのに、付き合ってるみたいだった」 名前のつかない関係のまま、 夜が明け…