「#探偵 #推理」を含む小説

　私立高校の美出《みいで》学園には推理研がある。と言っても看板は半分がた詐欺で、僕が見学しに行ったときに在室していた先輩の女生徒二人は、ともに推理小説を書くタイプではなかった。探…

本格ミステリ的な犯罪が続発する世界。それは心の弱い人間に怪異「謎好《めいず》」が取り憑いたせいだった。謎好に抗するには、十八歳未満の女性が怪異「推真《すいま》」を宿してパートナー…

　サッカー国大の第一試合を間近に控えた十二月のある日、五十海東高校（いかるみひがしこうこう）の吹奏楽部有志は、高校の敷地内にある研修施設で合宿という名のお泊まり会を実施していた。…

――階級、秘密、愛情が交錯する社交界。 20世紀初頭、エドワード朝時代の英国。 裕福な中産階級（上流中産階級）の令嬢としてロンドンで母や侍女とつつがなく暮らしていた賢く好奇心旺…

※なんとなく書き始めたら、とんでもないバカミスになった作品です。ご了承の方のみ閲覧ください。 ☆ 「……なにって……私の告白に返事をしてくれたんですよ」 「異世界に…

　高校３年生の夏、期末テストを目前にひかえた遠野陽葵は、前日から姿の見えない弟を探していた。 　校内ではテスト問題の盗難事件や、謎の体調不良による生徒たちの欠席が目立ち、不穏な…

　教科書を貸した礼にと昼食を奢ってくれた同学年の男子生徒・田町がその放課後に自殺した。私立高校に通う一年生の伊奈瀬針羅は、普段の素行の悪さと前日の田町との接触を理由に、仲の悪い兄…

クラスメイトの柴内アキの紹介により、男子学生小野シズクは探偵の専門学校に進学した。 ただ、その学科は総員四名。 シズク以外に男子がおらず、クラスメイトは癖の強い落ちこぼれの探偵少…

『推理士・明石正孝シリーズ』を、第１弾からまとめて長編として公開しました。（個々の短編は残しています） 　大筋は変えていませんが、細かい部分や後で気がついたおかしな箇所などを、だ…

文芸部室に鎮座する邪智暴虐な探偵・鴫沼住春（しぎぬますみはる）。 「ぼくの前にある謎はすぐに消えすぎる」 「無知を根拠とする反論は恥ずべきものと知れ」 「人間など情報のカタマリ…

【1DAYシリーズ66作目】 探偵をしている友人のもとへ届いた変な依頼。　女性の入れない村に変装して侵入する探偵と主人公。　村で起きている奇妙な事件を解決するために推理する…

【第14回角川つばさ文庫小説賞　応募作品】 日野原澄花、13歳。今日から新しい学校に入学して、新生活の始まり……だったはずが、バスの中で事件に巻き込まれる。え、他のお客さんのお…

高校生の遠山透佳は、幼い日に図書館で借り、母に読み聞かせてもらった一冊の児童書を再読したいと願っていた。だがその本はこれまで彼女がどれだけ手を尽くしても見つかることはなかった。 …

2025年、夏。朝日奈と日暮はオカルト研究部に誘われて学校の七不思議を調査するイベントに参加する事になる。調査する七不思議は二つ、学校のどこかにあるとされている『死の呪い歌』そし…

スマホも無い、インターネットなんて聞いた事も無い、 俺たちはどうやって、交流をしていたんだろう。あるのは、黒電話、赤電話、ピンク電話

徹夜して作り上げた特大レアチーズケーキが、友人たちを迎える直前に忽然と姿を消した。 絶望に沈む「僕」を前に、探偵気取りの姪・ナンコが事件を「不可能犯罪」と断定する。 荒唐無稽な推…

ここは日本のどこかにある事件の絶えぬ街。 そんな物騒な街に降り立つ推理好きの少女が一人。 奇想天外、驚天動地の推理劇、開演。

生まれつき不運だが、めげずに「トラブルがやって来るならそれを活かしてやる！　ネタにしてやる！」とジャーナリストを志望する少女、城田舞。 彼女の現在のもっぱらの関心は謎多き転校生、…

ロンドンを震撼させる連続殺人事件。その犯行の痕跡は、誰よりも“名探偵シャーロック・ホームズ”の手口に酷似していた。 ――指紋、足跡、推理手法、そして犯行声明。 まるで“もう一人…

　「都内で幼児の誘拐事件が発生していないだろうか？」 　朝の９時に清水信夫のもとに電話をかけてきた愛染真琴は、開口一番にそう尋ねてきた。 　彼女はその朝立ち寄ったドラッグストアで…