概要
異世界転生した弟(13歳)を待っていたのは、なぜか怒りっぽくなったお姉ちゃん(7歳)。
弟が女神から与えられたスキルは、『どんなときも怒らないコツ』だけ。
それでも待ってくれない森のサバイバル。
実質ノースキルでお送りする、姉と弟のすれ違いドタバタ劇。
これは甘えん坊な弟が、過保護な姉からの追放を願うに至る物語。
待つのは共依存の終わりと、それでも残る「家族か何か」を探す2人の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!騒がしく始まるのに、最後まで姉弟の距離から目が離せませんでした
女神まわりの慌ただしさや、異世界の生活の可笑しさで軽快に進むのに、この作品でずっと残るのはミナトとマナ姉の距離でした。
森でのすれ違い、街に出てからの暮らし、赤札をめぐる話まで、場面ごとの面白さはしっかりあるのに、どこを読んでもこの二人の関係が芯に通っているのが好きです。
特に良かったのは、強い言葉や大きな事件だけで押さず、食卓や帰り道や何気ないやり取りの中で、二人の関係が少しずつ変わっていくところでした。
熊肉カレーの回みたいな、生活の手触りがそのまま感情の積み重ねになっている場面がとても印象に残っています。
終盤はきちんと向き合うべきものに向き合いながらも、この作品らしい可笑しさやや…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界コメディの顔をした、共依存からの卒業の話
タイトルや導入だけを見ると、幼女化した姉との異世界コメディに見える作品です。
実際、会話のテンポは軽快で、日常のやりとりもかなりコミカル。
ですが、読み進めるほどに見えてくるのは、姉弟の強すぎる結びつきと、そこから少しずつ変わっていく関係性でした。
「守りたい」と「守られたくない」が噛み合わないところや、互いに依存しながらも、少しずつ“隣にいる関係”へ移っていく流れがとても良いです。
異世界サバイバルやギルド仕事、狩猟や採取といった生活描写も地に足がついていて、冒険と日常がちゃんと繋がっているのも魅力でした。
笑えるのに、感情の芯はかなり重い。
タイトルの軽さで油断すると、しっかり刺され…続きを読む - ★★★ Excellent!!!姉と弟の、この上ない関係性。
何気ない穏やかな日常から一転、姉マナと共に鉄骨事故に巻き込まれたミナトは、よくある女神の恩恵もろくに与えられずに異世界へと転生させられてしまいます。
せめてとミナトが願ったのは、亡くなった母の代わりに頼りにしてきた姉と同じ世界へ行くことでした。
しかし転生のバグにより、17歳だった姉は7歳ほどの幼女に。そして優しかったはずの姉の様子がどうもおかしいようで——。
不慮の事故からの異世界転生はよくある設定ではありますが、この物語は一貫してこの姉弟の関係性に焦点を当てたものとなっています。
転生のバグによってもたらされる、気持ちのすれ違い。苛立ち。わけも分からず振り回されながら、それでも生き残る…続きを読む