概要
探偵少女は男子校に生息しています
孤児院暮らしから一転、女であるにも関わらずなぜか全寮制の名門男子校に入学する事になったユーニ。
性別を隠しながらも初めての学園生活を満喫していたのもつかの間、とある事件をきっかけに、ルームメイトに目を付けられて厄介ごとを押し付けられる。
顔の塗りつぶされた肖像画。
完成しない彫刻作品。
ユーニが遭遇する謎の数々とその真相とは。
20世紀初頭。ヨーロッパのとある国を舞台にした短編連作ミステリー。
*小説家になろうにも掲載しております
性別を隠しながらも初めての学園生活を満喫していたのもつかの間、とある事件をきっかけに、ルームメイトに目を付けられて厄介ごとを押し付けられる。
顔の塗りつぶされた肖像画。
完成しない彫刻作品。
ユーニが遭遇する謎の数々とその真相とは。
20世紀初頭。ヨーロッパのとある国を舞台にした短編連作ミステリー。
*小説家になろうにも掲載しております
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!日常の謎を男装女子が解く、正統派ミステリー!
六月を意味する「ユーニ」と名付けられた孤児院育ちの少女が、名門男子校へ通うところからお話は始まります。
連作短篇形式で紡がれる物語は、一話一話が丁寧に描かれていて好感がもてます。なかでも1話目の「六月の入学」はキャラクター、謎の配置がバランスよく、ぐっと作品世界に引き込まれる良作でした。
話数を重ねるごとに、ユーニと同室のクルト、また周囲の人々のキャラクターに厚みが増し、生き生きと描かれています。ユーニの少し抜けたところと、クルトの素直じゃない部分がかわいいですね。
最大の謎である、主人公の入学の理由は10話目の「六月と円舞曲」でもまだ明らかになっておらず、続きも楽しみです。クルトのお…続きを読む