概要
一人暮らしのおじいちゃんが受け取る手紙は……
昔懐かしい赤い丸ポストを自宅の玄関先に置き、その隣につくねんと座っている一人のお爺さん。ポストを目にした通行人が、投函する代わりにお爺さんに手紙を託して行きますが……。
会話文のみの、とても隙間の多いお話です。最後まで、気を抜かずに読み切っていただければ。
会話文のみの、とても隙間の多いお話です。最後まで、気を抜かずに読み切っていただければ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人それぞれに後悔を背負っている。過去は変えられないしね。
島田紳助が追い落とされて後、今田耕司が継いだバラエティー番組には凋落著しいものが多いな、と密かに感じている今日この頃。その1つは「深良い話」です。大した内容ではなくても、ゲスト達は何を忖度しているのか、"良い話"方向にレバーを押し倒す。あの番組で紹介される話よりは遥かに深良いエピソードが宝珠の様に綴られています。(7つはキリスト教の原罪に依拠? 原罪とは無関係の内容ですが…)
その7つのエピソードも然る事ながら、エピローグの後の"後書きの手紙"の章が秀逸です。でも、インチキして最初に読んだらダメですよ。全く楽しめませんから。
大きく言えば、私は作者と同世代。本作品の主人公の気持ちが能く判る世…続きを読む