竜斬の理

作者 齊藤 紅人

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★★★ Excellent!!!

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 こういったタイプのお話は初めて読みました。国を支える竜を病から救うために主人公であるゾッツが書物を漁り、人を探し、手術に必要な剣を一から造り上げる。
 このお話はファンタジーですが、愛らしいヒロインも派手なアクションも出てきません。出てくるのは精密な設定と、手術を行うためにひたすら本を漁り様々な人々と交渉を重ねるゾッツのひた向きさです。
 今までとは違うお話を読んでみたい。そんな人にお勧めな一作です。

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★★ Very Good!!

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2016/08/04 改稿

どうも、前回は色々と失礼な発言をすみませんでした~
ちょっと現在の自分の思うところから外れていたので、改稿させて頂きます!

と、いうのもですね。

タイトルが「竜断の理」なのに、ほとんどそこに触れていない時点でのお返事をしていました。先を急ぐあまり。
それだと「構成」や「オリジナリティ」すら判断できないので、もう少し読み進めてからレビューしようと思ったんです!

ただ、やはり今の心持ちで、なおかつ現時点で指摘できる箇所もあります。
前回読んだ部分も読み返したんですけどね!

これは自分の嗜好ではなく、独断でも偏見でもなく、やっぱり「文章のペース配分が悪い」と言うところ。
前回は自分の音響知識をひけらかす感じの、すげぇキモいレビューになっていましたがこれは訂正します。

「、」や「。」は、読者にとっての息継ぎですよね。息継ぎが多すぎると逆に疲れてしまうでしょう? リズムとかは死ぬほどどうでもよくて、やっぱり短文連続の悪点はそこに尽きると思います。
文章そのものは綺麗だし、きっと短文同士を繋げられる力もお持ちと思います故、もう少し気を遣ってみたらいかがかと!

滝の「どどど」という下りについても、前回のとおり。ペース配分が悪いせいで、そのシーンの音的心理描写を殺しちゃってます。余韻につながり辛いです。

あと良かった点を一つ。
あれから色んな作品を見回ってみたのですが、この作品の「ツカミ」は非常に良いですね。
読者の一人称で緊張感を掻き立て、こつこつと謎の図書館の歩みを進めていく描写は自然とページをめくらせます。
まぁただ自分が好きなだけかも知れませんが、多分これは新人賞公募のツカミとしても通用するものと思います。

取り敢えずは以上で。
また読み進めて、構成やオリジナリティが見えてきたら、近況ノートにでも感想を寄越しますね!
それでは!

★★★ Excellent!!!

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竜が陣痛を起こした。寿命とは違うようだ。ならば、開腹手術を施そう……へ?

回復ではなく開腹。
竜を手術する話なんて初めて読ませて頂きました。発想が面白いですね。
さらに筆者の文章能力の高さ。架空のお話のはずが、薬草ひとつにしてもまるで目の前で葉っぱを見せられながら説明を聞いているよう。

長いお話しなので行ったり来たりでしたが、それが苦にならないのは物語として優れているからでしょう。


追伸:
生贄の少女という単語にエロシティズムを感じたぼくはエロジジイ(*^。^*)

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★★★ Excellent!!!

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竜を手術する…こんな発想、聞いたことありませんでした。
これだけで「凄い」な、と直感できます。架空の医術とはいえ、これは相当に緻密な取材をしなければ書けない代物です。
それを果敢に挑み、手術に用いる道具や魔術をクエストするという斬新な物語は、寝る時間を削られてしまいました。今日職場で居眠りしちゃったらどうしてくれるんですか。

世界設定も奥が深いです。
かつて海底に繁栄したマーフォーク、フレグマ。魔創語、魔譜。
七星列島という独特の地形、新大陸の歴史など、練り込まれた舞台背景を小出しにされるだけでも胸が躍ります。きちんと作者の世界が出来上がっています。

風俗文化にも触れており、手術に関連するとはいえ麻薬の取り扱いから、娼館の様子、果てはシャワーの仕組みまで筆を費やしているのは感心しました。

また、登場人物も熱い。
手術を行なうドゥクレイ医師、語り部役である宮廷魔術士ヅッソ。ミスリルの剣を巧みに使いこなす剣士トリヤ、歪め屋ケティエルムーンなど、一癖ある人物ばかり。

「斬の章」の冒頭で、しょげ返るヅッソに発破をかけて励ますクレナなど、各人の想いをぶつけて掘り下げるのもお見事です。

あと、この小説に出て来るお酒って、めちゃくちゃ美味しそうですね。優れた書き手は、こうした食事のさり気ない筆致も達者です。

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★★★ Excellent!!!

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筆力の高さ、構成の上手さから作者様の確かな『実力』が感じられます。
『竜を手術する』という作中のテーマもぶれずに、手垢に濡れたテンプレストーリー、今流行りの異世界転生モノで無いのも好印象でした。
ああ、大好きだ。こういうファンタジー……。

私的、ミスリルの鍛造のシーンに関しては、その文章の精妙さに敬服せざるを得ませんでした。

ファンとして、更新をゆっくりと待たせて頂きます。

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★★★ Excellent!!!

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最近のファンタジーに、ほぼなじみのない
私ですが、気になって 読みはじめました。
出会って間もなく、まだ7話の段階ですが
明日へのエールのため、レビュー書かせて下さい。

実はまず興味を抱いたのは、作者さまのことです。
とある作品を、レビューにて
「批評するより 必死に小説を書こう」と
一刀両断されていたのを 頷きながら読み、
この人は どんな文を書く人なのだろう、と。

一つ一つの ディテールに
写真で言うところの 質感を感じました。
素材や 肌触りを感じさせられる。
言葉だけで、それが表現できるって すごい。
部屋の描写、キスメアの魅力、革鎧の表情。
読み進む毎に 宝物が 貯まりそうです。

ハードボイルドも 書いてほしいなぁ、なんて。

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★★ Very Good!!

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物語の着地点が明確であり、かつとても興味深い題材なので、吸引力がすごいです。
しかも竜の命運=主人公達の命運でもあるため、展開に緊迫感を持たせています。
文章は淡々としていて読みやすく、随所に工夫された表現が散りばめられているので、読んでいて飽きがきません。
この先どうなるのか、とても楽しみです。
是非、たくさんの方に読んでほしい。オススメです。

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★★★ Excellent!!!

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ニ人称(0話、その後は三人称)で、幻想的な感覚を想起させられ、また(全編を通してですが)巧みな風景・人物などの描写に、まるでその場面を実際に見ているような気持ちになりながら読み始めました。目で追うだけですんなりと頭に入ってくるくらい、文章が読みやすいのもすごく好きです。

元々はあらすじに惹かれて読んだのですが、一話でまず百年王国のお話が素敵でした。こういった世界観にも魅了される作品です。もちろんあらすじの期待も裏切らず、魔術師のズッソも、とっても好きになりました。足の痛みや船酔いの話では、ひっそりと応援(?)したい気持ちにさせられました。

魔術師は元々好きな私ですが、竜はそこまで大好きというわけではないのですが、この作品の竜に関するエピソードは、本気で好きです。雰囲気があって、竜に目覚めそうになるというか、これぞファンタジーだという気分で、非常にワクワクしました。題材の竜を手術するというのも面白いんですが、それ以外の練りこまれた竜の色々なお話が、とても好きです。別に竜がペラペラ喋っているということではなく、全体を通して少しずつ提示される、例えば赤い竜のお話だったり、古代種に関するお話だったりが、全体的に好きだと思ったという感想です。

また、一口に魔術師と書きましたが、魔法自体にもしっかりとした背景があり、気づくとこの世界独自の「魔法」に魅了されていました。同時にところどころに入る歴史や人々の生い立ち、大陸などの描写が、世界や人物の深みを増していて、ファンタジー好きはクラクラしてしまうのではないかと、個人的には思います。ミスリルという言葉一つとっても、緻密にこの世界ならではの設定が書かれていて、作品を通しての独自性が素敵です。魔詳石というのも面白いと思います。世界最強の剣!

それと大魔導師キュオリが、ものすごく好きです。多分好きな人は大好きだと思います。少年姿の翁好…続きを読む

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★★★ Excellent!!!

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この作品にはドラゴン、魔術師、ミスリルといった、ファンタジーではお馴染みの単語が次々と登場する。
だがそこには昨今流行りの「異世界に転生してなんたら」の様な薄っぺらさはない。もっと骨太で重厚な、古き良き幻想小説の匂いを感じる。
丁寧な描写、作り込まれた設定、そして時に読者へと語りかけて来るような文体にぐいぐいと引き込まれていく。
レビュー時点では未完(11.製錬まで公開中)だが、話に必要なピースは未だ揃っておらず、ここからどのような展開を見せるのか楽しみである。
個人的には、遥か遠くの新大陸から動かないままに事態をコントロールしている天才魔術師の動向に注目したい。

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★★★ Excellent!!!

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ライトノベルの体裁を取っていて読みやすいが、正統派ファンタジーを想起させる。ある程度読んだ経験のある読者向け。
とはいえ、世界観の解説によって読み手のスピードを落とし、会話や効果音の軽さでテンポを上げるなど、各エピソードごとのバランスが心地好く、ファンタジー初心者でも楽しく読み進められるだろう。
一番謎の多い人物を主役にすえており、これが物語運びに吉と出るか凶と出るか、作者のお手並み拝見といこう。
登場人物の名前の言語に統一感が無いのはご愛敬。

★★★ Excellent!!!

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 まずは導入部となる『0.物語』を読んで頂きたい。
 まさかの二人称である。一人称でも三人称でもなく、問いかけてくるかのような二人称。テーブルトークRPGのGMが語り掛けてくるように、一気に作品に引き込んで行くスタイル。そして、それらを生かすのはやや重い描写力。これが油絵のように鈍重で力強さのある作品に仕上げています。
 この導入部でドキドキした人なら、是非この作品に目を通して欲しい。剣が盾に叩きつけられる音、そんな音さえ聞こえてきそうな、読み応えのある骨太なファンタジーがここにあります。ウイスキーのロックを片手にさぁどうぞ。
 
 

さんがに★で称えました

★★★ Excellent!!!

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王国と契約した古代竜が腫瘍に侵された。救うためには腹を開いて腫瘍を取り除くしかない。しかし、どうやって?
竜の魔法防御を突破するための再現不可能魔法の復活。それに耐えうるメスとしてのミスリル銀の剣の発注。それを扱える達人のスカウト。宮廷魔術師ヅッソは、奔走して人や道具をかき集め始める。
世界設定が豊かな広がりを見せ、様々な分野の人間が現れ、多様な背景を持つ彼らがどんなドラマを繰り広げるのか、この先が楽しみでならない。
まだ序盤ながら、期待は膨らむばかりである。

※「8.廃村」まで読んでのレビューです。