横浜駅SFと同じ味
- ★★ Very Good!!
未知との遭遇 in 会議室を読んで思わずレビュー。横浜駅SFを読んで期待する読者を概ね裏切らないバラエティ豊かな短編集。ごちそうさまでした。
「石油玉になりたい」
「未知との遭遇 in 会議室」
そういう切り口があったか、とニヤリとさせるようなひねりの効いたSF掌編。
「彼女」「ヨシダ」といった精細に描き出されるキャラクターたちの魅力も一押し。
「ゲームと現実の区別がつかなくなる病気」
「東京都交通安全責任課」
「人間観察」
「陸軍少尉ミハエル・ジークムントの生涯 その2」
星新一を彷彿とさせるよくまとまったショートショート。中でも「ゲームと」は文章作品ならではの演出が(期待通り)スッキリしない読後感を与える妙作。
せかいめいさくどうわ「ラプラスのあくま」
異世界に来たと思ったら三重県だった
箸休め。