★★★ Excellent!!! どの短編もひねりが効いていて面白いです。 @kotenng 30作品の短編集で、作者自らが長編作品になりました、と書いてある作品もありますし、これが元になってあの作品が書かれたのだな、と言う作品もあります。 じゃあ、それ以外がつまらないかと言ったら、そんなことはなく、どの作品もひねりが効いていて面白いです。あの文豪の小説にはこんな裏話があったのか、数の概念ってこういうとらえ方もできるんだ、など、数え上げたらきりがありません。表題作ももちろん面白いです。 お読みいただけましたら幸いです。 レビューいいね! 0 2020年12月31日 14:09
★★★ Excellent!!! 8行まで読めば既に面白い 月山 朗 とても面白かったです。 8行目まで読んですぐに面白いと思いました。 掴みが早いのは読む気が沸きますね。読み手の心を意識してそうだと感じました。 さばさばっとした女の子の口調も人間観察に対する不自然さを流していいくようで上手く出来ているなと勉強になります。 とても楽しめました。 まだ1話しか読んでないんですが思わずレビュー……。 続き、楽しんで読ませて頂きます。 レビューいいね! 1 2020年1月19日 23:35
★★★ Excellent!!! 不条理ブラックユーモア短編集の傑作! 湊風紳 煌騎 非常に優れた不条理ブラックユーモア短編集です。 構成、ストーリー、登場人物、そのどれもが卓抜しています。 凄い作品ばかりなので、とてもお薦めです!! レビューいいね! 1 2017年3月3日 23:41
★★★ Excellent!!! 本屋の片隅でぜひとも一冊の本として出会いたい 冬野ゆな あなたは、ふらりと本屋に立ち寄って、タイトルだけを見ることはないだろうか。 新作からも特集コーナーからさえも離れた文庫棚をなんとなしに見ていると、ふっと気になるタイトルがある。 興味を惹かれて手に取ってみると、短編集のようだからとぱらぱらとめくって適当に一話流し読んでみる。これが面白い。小脇に抱えてレジへ行く。 これはまさに、そういう経緯をたどったようなweb小説だ。 なぜ本屋に置いていないのか? 理解できない。 きっとまだページ数が足りないからだろう。そうにちがいない。 短編集の中身について、わざわざ私のような者のレビューで知ってしまうことはない。そんなことより作者自身がつけたキャッチコピーのごとく、モスバーガーの注文後の待ち時間にでも読むといい。暇も潰れて一石二鳥だ。数話ぐらい読み終えて面白さに気分が高揚した頃には注文した品がやってきてお腹も膨れる。これで三鳥にはなる。 とはいえまったく触れないのもどうかと思うのでいっておくと、はじまりは何てことのない場面から、話を追っていくとどういう世界観なのか次第にわかってくる。 SF的な驚きと同時に、話のはじまりあたりに感じたわずかな違和感について理解することになる。これがとても心地よい。しかも話によってはタイトルから殴ってくる。 内容とまったく関係ないにも関わらず、こういったweb小説でありがちである、「誤字脱字が多くて世界観から現実に引きずり戻される」現象が起きないのも好印象である。 いや、それにしてもいったいこんなものを書けるのは誰なのだろう。 そういえば名前をよく見ていなかった、と名前をクリックすると、「横浜駅SF」の文字が目に入った。 レビューいいね! 1 2017年2月19日 16:59
★★★ Excellent!!! 時間を忘れるぐらい引き込まれます。 翠 本当に読みやすいです。 所々単語の意味が分からない!なんて ことになりません。 テンポが良くて、ああ、そういうことがありそう、 というか現実世界でも実はこういう感じのこと あるのかも?とか思ってしまう程。 最後の物語は、人間の考え方について、 たった一つのことが、変えてしまう。 他人から見たら、考え込まなくても、 と言われそうなことを、本人は考えてしまうと 言う風に私は読みました。 でも、どれもこれも笑ってしまいます。 モスバーガーの待ち時間でという キャッチコピーも、面白すぎて モスバーガーが冷めてしまうまで のめり込んで読んでしまいそうです。 モスバーガー頼んで、読んでみたら、 また違ったかなあ? なんて思いました。 レビューいいね! 1 2017年2月14日 16:45
★★★ Excellent!!! ちょっとしたとても面白いもの @naorin はじめは何なのだろうか、と思っていても、最後にニヤッとしてしまう、そんな作品です レビューいいね! 1 2017年2月1日 22:31
★★★ Excellent!!! 違和感がありながら、詰まることはない。 筆 違和感というのは悪い意味ではなく、不自然ではあるが不恰好ではないというか、とにかくいい意味。 それぞれの作品にそれぞれ違った味があって読んでいて飽きない。 レビューいいね! 1 2017年1月5日 23:41
★★★ Excellent!!! 独特な雰囲気に飲み込まれるショートストーリー 黒蛹 ショートストーリーに書き込まれた破壊力、そして時々理解したり出来なかったりする難解な展開に頭をくねらせられました(笑) けれどもSF要素が充満に鏤められていて、SF好きな人にとっては堪らない一作になるのは間違いなし! ぜひ一読してください! レビューいいね! 1 2016年12月26日 11:15
★★★ Excellent!!! 秩序のない現代にドロップキック すこらんらん 強烈なアイロニーを感じる力作。 達観した視点から淡々と綴られる文章に引き込まれる。 ストーリーは短編ごとに違うが、人間社会の営みを一歩引いた視点から揶揄するという、基本的なスタンスは一貫していると思う。よくできた風刺小説である。 レビューいいね! 0 2016年9月20日 08:28
★★ Very Good!! 現代科学とショートショート 羊時計 現代科学と結局昔からそんなに変わっていない人間が書かれていました。 あまり説教臭くなくユーモラスに書かれているので現代受けがよさそうです。 毒はないけど皮肉ととんちの利いた現代人らしい作品でした。いい観察眼を持った面白い作品でした レビューいいね! 0 2016年7月14日 21:52
★★★ Excellent!!! 超上質のSF短編集 黒澤伊織 ウェブ小説という枠だけでなく、普通に出版されているSF短編小説の中に入っても、上位にあるだろうという出来の良さ。 発想の斜め上具合にしびれます。 レビューいいね! 0 2016年6月24日 15:02
★★★ Excellent!!! SF的な魅力に満ちた意欲的な短編集。横浜駅SFを読んだ後にでも ザヴァツキ 新作「ティアシー」執筆わよ 作者の表現の魅力である、斬新な世界観の設定やギミックの演出の妙による、「SF的な驚き=センスオブワンダー」に満ちている意欲的な短編集ですね。一読者の個人的な主観としては、横浜駅SFをすでに読んでいるほうがこの短編集をより一層楽しめるように感じました。逆となると、世界観の大きな広がりが堪能できるかどうか。そう考えると、横浜駅SFがイスカリオテの湯葉さんにとってもカクヨム全体にとってもあまりにも大きな金字塔となっているのだなと実感しました。これが短編集ではなく長編だとすると、どちらを先に読むべきであるか、どちらの魅力がどちらを内包しているのかという比較の問題にも、また違った新たな可能性が提示されるのではないか。そう考えるとますます、イスカリオテの湯葉さんの他の作品に期待が持てますね。そういう風に、新たな作品を楽しみにできる、「ますます続きが読みたくなる」というところが、彼の力が本物であるところを示していると思います。個人的には共産主義者が出てくる話が面白かったですねぇ。しかしあえて一作家としてもっと欲をいうと、作品全体に込められた思いや願いのようなものが描けているとさらに評価できますね。例えば「あの作品」にしても、ラストでそれが描かれているじゃないですか。本当に大切なものとは何だったのか。そのきらめきこそが、あの長大な長編の真価だったじゃないですか。イスカリオテの湯葉さん。おにスタみたいな作品にはそれがありますよね。 レビューいいね! 0 2016年4月22日 18:43
★★ Very Good!! 横浜駅SFと同じ味 @sakaiy 未知との遭遇 in 会議室を読んで思わずレビュー。横浜駅SFを読んで期待する読者を概ね裏切らないバラエティ豊かな短編集。ごちそうさまでした。 「石油玉になりたい」 「未知との遭遇 in 会議室」 そういう切り口があったか、とニヤリとさせるようなひねりの効いたSF掌編。 「彼女」「ヨシダ」といった精細に描き出されるキャラクターたちの魅力も一押し。 「ゲームと現実の区別がつかなくなる病気」 「東京都交通安全責任課」 「人間観察」 「陸軍少尉ミハエル・ジークムントの生涯 その2」 星新一を彷彿とさせるよくまとまったショートショート。中でも「ゲームと」は文章作品ならではの演出が(期待通り)スッキリしない読後感を与える妙作。 せかいめいさくどうわ「ラプラスのあくま」 異世界に来たと思ったら三重県だった 箸休め。 レビューいいね! 0 2016年4月12日 00:05
★★★ Excellent!!! 日常から非日常へ。遊び心にあふれた短編集 @OM-AM いわゆる一行目のツカミと最後のオチが短編では重視される部分かと思いますが、ツカミの部分からの展開がとても綺麗だなという印象を受けました。 あくまでも日常の半径一メートルくらいにとどまっているツカミの部分から次の文で一気に、あるいは順序立てて非日常へと作中世界を持っていく感覚は遊び心にも溢れており非常に楽しめました。ここら辺のウィットは横浜駅にも繋がる部分かとも思います。 だけどやっぱり異世界は卑怯やろー。 レビューいいね! 0 2016年3月31日 09:49
★★★ Excellent!!! 最高級の掌編SF小説 鍛冶奎吉 商用・非商用の世の中の掌編SF小説の中でここまで質の高いものはなかなかお目にかかれないです。意外なオチや裏に潜む壮大な設定だけではなく、蔑ろにされがちな文章がこの小説では読みやすく綺麗にまとまっています。脱帽です。 レビューいいね! 0 2016年3月26日 22:59
★★★ Excellent!!! SF短編の良さが出てる 太刀川るい 短編集ですが、 「東京都交通安全責任課」 「人間観察」 「陸軍少尉の~」 の3つが自分にヒットしました。 ・東京都交通安全責任課 オチも含めてたまらん作品です。細々としたギミックもリアリティがあって上手い。 ・人間観察 九井諒子先生の漫画のようなすこし不思議な世界。雰囲気がいい ・陸軍少尉の~ 「違和感」の描き方が上手いんですよね。フォークのところとか。是非読んでみてください。 レビューいいね! 0 2016年3月24日 20:20
★★★ Excellent!!! その発想力、一割でいいので分けてください 蒼山皆水 どの物語も面白かったです。 予想外の結末が待ち受けているもの、少ない文字数にもかかわらずニヤリとしてしまうものなど、素敵な話ばかりでした。 すべてに共通するのは、その発想力はどこから来ているんだ?という疑問と羨望、そして嫉妬でした。 とにかく、独特の世界観で紡がれる物語の面白さは、読んでみないことには分かりませんのでぜひ! レビューいいね! 0 2016年3月21日 19:58
★★★ Excellent!!! 石油玉?と思って見てみたら… あずまなつき とても素敵な短編が並んでいて楽しかったです。石油王でなく石油玉になりたいと言う彼女はユーモアと同時に何か得体の知れない闇でも抱えているのか…と思え、少し怖くなりました。 レビューいいね! 0 2016年3月14日 16:54
★★★ Excellent!!! 人生にほんのちょっとの癒しが欲しい人たちへ送るSF短篇 機械男 ハードSFなんて言うのは読んでるうちに、用語が多すぎて疲れてしまうなんてことはしばしば。日々の仕事の合間を縫って読むには少々きついな~なんて思ってる人におすすめです。 SFというよりかは不条理小説短篇のほうがあってる感じがしますが、とにかくサクッと読めてぶっ飛んだ話に、自分の現実なんて実はたいしたもんではないということに気づきます。 読者はこれほどぶっ飛んだ作者のようになりたいと思うか、こんな頭のネジの外れた作者になるなんてごめんだ!って思うかの2パターンな気がしますが、私はこんな作者のような奇天烈な発想ができる思考回路が欲しいと思ってます。 レビューいいね! 0 2016年3月14日 10:25
★★★ Excellent!!! 時間がないあなたでも 林裕貴 横浜駅SFが、ランキングダントツの一位で、読んでみようと興味を持っても、今ひとつ長くて時間が無いあなたでも、この短編集ならちょっとした通勤の片道でもあっという間に読めて、もしこれで作者の文体とか、ノリとかが気に入ったなら、頑張って横浜駅も読んでみようと思うと・・・思う。 ワタクシ的に星新一さんや、筒井康隆さんの短編を読みまくった若い頃を思い出した、といっても内容というよりは、物語の切れ味が。 レビューいいね! 0 2016年3月13日 20:15
★★★ Excellent!!! 現代の星新一による切れ味鋭い文系SF! 読み人知らず イスカリオテの湯葉、という作者名を最初に見た時、太宰治の『駈込み訴え』のラストを思い浮かべたのですが、まさか『走れ●●●』(プライバシー保護の観点から伏せさせていただきます)が出てくるとは。 全体的に、星新一的な肩肘張らず、しかしとことん自由で楽しい文系SFを楽しめます。 文体への意識の高さは星新一以上かも。 レビューいいね! 0 2016年3月12日 22:08
★★ Very Good!! 石油玉に会いたい 越智屋ノマ@カクコン受賞/新作リリース中 石油玉希望の彼女が、なんだか可愛いなと思った。 作中で一言もしゃべってないのに。 なんでだろう 現実軸の頭で読み進めていたら、次第に壮大なSFになってきて、地球のジョーシキとジューリョクから引き離されるような感覚になってきて、面白かった。 同様の感覚は、ゲームと現実の区別 の話でも味わえました レビューいいね! 0 2016年3月12日 14:52
★★★ Excellent!!! 濃い。 雅島貢@107kg 完璧であり、正しく評価も受けているようなので、もう俺から言うことはほとんど何もないが、何が良いかと言うと出し惜しみの無さ、あるいは濃度である。 東京都交通安全責任課、なんかは、この世界観の連作で話が作れようくらい、良くできた話で、にも関わらずこの一話で、全て出し切って終わっている。凄いと思う。 レビューいいね! 0 2016年3月11日 01:53
★★★ Excellent!!! 秀逸なセンスに脱帽、ここに天才出現の予感 江草 乗(えくさ じょう) どの短編も面白く読めました。発想の斬新さ、そして言葉をあやつるセンス、もう何も言うことはありません。 世間のつまらない本を蹴散らしてください。 レビューいいね! 0 2016年3月10日 15:00
★★★ Excellent!!! 筆者のセンスが光る短編集 鶴丸ひろ なんてこった、どハマりしてしまったではないか。 内容は当然のこと、なにより文章が読みやすい。横書きだと改行がないと読みにくい印書がありますが、この筆者の文章はスラスラ読めます。 今後も楽しみにしています! レビューいいね! 0 2016年3月10日 01:26
★★★ Excellent!!! 作者の頭を疑うレベル 潮田 海 作者の頭を疑うレベルでサイコパス的設定の短編集。にも関わらずどれも引き込まれる設定と構成で、オチが秀逸。読んでいる私の頭がおかしくなりそう(1話だけ本当によくわからないものがあるけど気にしてはいけない) レビューいいね! 0 2016年3月9日 23:31
★★★ Excellent!!! イキました。 華早漏曇 王道的SFの風格とシャープな発想が融合し、骨太な技量で粒子の如くきらめく発想を支えた、まさしく横綱相撲な作品。安心できつつピリッとしたこの味わいは御見事の一言、圧巻です。 レビューいいね! 0 2016年3月9日 20:31
★★★ Excellent!!! 最初の十数行を読んだだけで好きになりました。 不二本キヨナリ 最後まで読んだら、もっと好きになりました。私にとってとてもよい読書体験だったのですが、まだうまく言葉にできません。「1話完結短編集」なので、皆さん、どれか1つ、試しに読んでみてください。 レビューいいね! 0 2016年3月8日 15:54