石油玉になりたい(短編集)

作者 柞刈湯葉

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さんがに★で称えました

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★★★ Excellent!!!

――

 あなたは、ふらりと本屋に立ち寄って、タイトルだけを見ることはないだろうか。
 新作からも特集コーナーからさえも離れた文庫棚をなんとなしに見ていると、ふっと気になるタイトルがある。
 興味を惹かれて手に取ってみると、短編集のようだからとぱらぱらとめくって適当に一話流し読んでみる。これが面白い。小脇に抱えてレジへ行く。

 これはまさに、そういう経緯をたどったようなweb小説だ。
 なぜ本屋に置いていないのか? 理解できない。
 きっとまだページ数が足りないからだろう。そうにちがいない。

 短編集の中身について、わざわざ私のような者のレビューで知ってしまうことはない。そんなことより作者自身がつけたキャッチコピーのごとく、モスバーガーの注文後の待ち時間にでも読むといい。暇も潰れて一石二鳥だ。数話ぐらい読み終えて面白さに気分が高揚した頃には注文した品がやってきてお腹も膨れる。これで三鳥にはなる。

 とはいえまったく触れないのもどうかと思うのでいっておくと、はじまりは何てことのない場面から、話を追っていくとどういう世界観なのか次第にわかってくる。
 SF的な驚きと同時に、話のはじまりあたりに感じたわずかな違和感について理解することになる。これがとても心地よい。しかも話によってはタイトルから殴ってくる。
 内容とまったく関係ないにも関わらず、こういったweb小説でありがちである、「誤字脱字が多くて世界観から現実に引きずり戻される」現象が起きないのも好印象である。

 いや、それにしてもいったいこんなものを書けるのは誰なのだろう。
 そういえば名前をよく見ていなかった、と名前をクリックすると、「横浜駅SF」の文字が目に入った。

さんがに★で称えました

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★★★ Excellent!!!

――

本当に読みやすいです。
所々単語の意味が分からない!なんて
ことになりません。

テンポが良くて、ああ、そういうことがありそう、
というか現実世界でも実はこういう感じのこと
あるのかも?とか思ってしまう程。

最後の物語は、人間の考え方について、
たった一つのことが、変えてしまう。
他人から見たら、考え込まなくても、
と言われそうなことを、本人は考えてしまうと
言う風に私は読みました。


でも、どれもこれも笑ってしまいます。


モスバーガーの待ち時間でという
キャッチコピーも、面白すぎて
モスバーガーが冷めてしまうまで
のめり込んで読んでしまいそうです。

モスバーガー頼んで、読んでみたら、
また違ったかなあ?
なんて思いました。


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★★★ Excellent!!!

――

強烈なアイロニーを感じる力作。
達観した視点から淡々と綴られる文章に引き込まれない人はほとんどいないだろう。

ストーリーは短編ごとに違うが、人間社会の営みを一歩引いた視点から揶揄するという、基本的なスタンスは一貫していると思う。よくできた風刺小説、と言いかえてもいい。

揶揄する内容はいろいろ。とくに、人間の記号化能力のお粗末さを揶揄していると感じられる話が多かっただろうか、たぶん。少なくともぼくはそうだと信じている。

レビュータイトルの元ネタのようなヒューマニズム感はないので、ご注意。

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★★ Very Good!!

――

現代科学と結局昔からそんなに変わっていない人間が書かれていました。
あまり説教臭くなくユーモラスに書かれているので現代受けがよさそうです。

毒はないけど皮肉ととんちの利いた現代人らしい作品でした。いい観察眼を持った面白い作品でした