概要
彼女はなぜ出席番号を知りたがったのか。なぜあらゆる駅に姿を現すのか。
高校二年生の鶴森颯斗（ハヤト）の同級生、君塚さんの行動が不可解だった。
彼女は他クラスの出席番号を知りたがり、通学電車の降りる駅は不特定で反対路線の電車にも姿を現すという。
初夏に始まったこの行動はハヤトの所属する水泳部ですっかり噂となっていた。お盆休みも間近となったある日、ハヤトはネットの友達のペタにこのことを話してみたところ……。
日常の謎を巡る、ひと夏の青春ミステリ。
彼女は他クラスの出席番号を知りたがり、通学電車の降りる駅は不特定で反対路線の電車にも姿を現すという。
初夏に始まったこの行動はハヤトの所属する水泳部ですっかり噂となっていた。お盆休みも間近となったある日、ハヤトはネットの友達のペタにこのことを話してみたところ……。
日常の謎を巡る、ひと夏の青春ミステリ。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!怒濤の伏線回収と見事な心理描写の絶妙なハーモニー！
クラスメイトの普通の女の子・君塚さんの不可解な行動の真相を推理する青春ミステリ短編です。
彼女は他の人の出席番号を知りたがったり、電車を複数の異なる駅で降車したりと様々な謎めいた行動を取ります。これらの魅力的な謎が物語を読み進める原動力として大きく機能しています。
探偵役を務めるのは主人公・ハヤトのネット上の友達・ペタ。解決編では彼の怒濤の伏線回収に思わず戦慄する思いでした。伏線どんだけばらまいてんねんと。
すべての点が繋がって一本の線に……。もはや面や立体になってるかもしれない。
心理描写が非常にお上手で、胸に込み上げるものがありました。読後感がどうこうというのは個人的にネ…続きを読む