ミステリ作家にとって究極の問い。それが「意外な犯人」の追求だと思います。本作は、それに対する新たな解答を示した、ミステリにとって極めて意義のある作品です。めちゃくちゃ感動しました!
この作品の中で起きる殺人事件の犯人がアナタだと言ったら、アナタは信じるだろうか?そんな無理難題を、ユニークな着想と超絶技巧で成立させてしまうのが本作の魅力だ。なに、虫も殺せない自分が殺人犯だなんてあり得ない?そんなアナタにこそ読んでみて戴きたい。騙されたと思って画面をタップ。もう平穏な日常には戻れないかもしれませんが……。