概要
君の痛みをすべて、僕のギターの轟音で掻き消してしまえれば良かったのに―
あの頃、僕たちの世界は、ヘッドフォンから漏れる音がすべてだった。
自分の本音を歪んだギターの残響音で掻き消していた、臆病な僕。
押し入れの暗闇で、あらゆるものに牙を剥いていた、孤独な君。
「好き」の一言が言えなかったせいで、僕たちの歯車は狂い出した。
「私とは違う」という君の言葉の、本当の意味にも気づかないまま。
1999年から2007年。
二人の、痛くて、美しい、 またたきの記録。
友達以上、恋人未満。
それは、フィードバックノイズの海に、二人きりで、静かに沈んでいくような、甘くて、息苦しい時間。
不器用な二人が紡ぐ、切ない共鳴の物語。
注意 :
この物語には未成年者による喫煙シーンが含まれます。
平成中期の若者の間に漂っていた空気感の描写、およびキャラクター造形において外すこ
自分の本音を歪んだギターの残響音で掻き消していた、臆病な僕。
押し入れの暗闇で、あらゆるものに牙を剥いていた、孤独な君。
「好き」の一言が言えなかったせいで、僕たちの歯車は狂い出した。
「私とは違う」という君の言葉の、本当の意味にも気づかないまま。
1999年から2007年。
二人の、痛くて、美しい、 またたきの記録。
友達以上、恋人未満。
それは、フィードバックノイズの海に、二人きりで、静かに沈んでいくような、甘くて、息苦しい時間。
不器用な二人が紡ぐ、切ない共鳴の物語。
注意 :
この物語には未成年者による喫煙シーンが含まれます。
平成中期の若者の間に漂っていた空気感の描写、およびキャラクター造形において外すこ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!永い春のものがたり
中学〜成人までの一組の男女の恋愛物語
恋人未満、でも実際のところ二人の間には単なる恋人以上の絆があるように感じてなりません。
それがとてつもなく尊いです。
二人にとってこれは長い春というより、永遠に終わらない春なんだろうなあ、と思いました。
夜更けの高円寺を二人で歩くシーンなど、どこか懐かしさを思わせるノスタルジックな描写がとても好きです。
二人の伝えられなかった想いや後悔みたいなものがひしひしと伝わってきて、でも最後はなんとなく温かくなるラストで良かったです。
これからも二人が悩みながらも自分たちらしく、幸せに生きていってくれるといいなあ。
とても素敵な青春の物語でした。