概要
日本人JKです。
7月7日に異世界転移してきました。
みんなが、「光の乙女の降臨だ」とさわいでいます。
国賓待遇(こくひんたいぐう)です。
王子さまや宰相の息子さんなど、セレブな方々とお友だちになりました。
食うに困ることはなさそうですが、どうやら、魔物と戦わなければならないようです……??
・ごきげんよう。リュンヌ=ソワレと申します。
公爵令嬢です。
前回は、『光の乙女』に嫉妬したせいで死にかけてしまいましたが、なんとか、『光の乙女の降臨』の3年前に舞い戻ってまいりました。
われながら、1度めは、なんともイタイ人生でした……。
この反省をいかして、2度めの人生、やってやりますわ。
さあ、それでは、まいりましょう、お兄さま。わたくしたちの狩り場へ
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!それぞれの想いと葛藤が交差する切なさとハラハラの青春ファンタジー
異世界から現れた、魔物討伐の力を持つ「光の乙女」きららと、闇に飲み込まれてしまった後に過去に転生して人生をやり直す侯爵令嬢リュンヌ、そして二人と同じ王立学園に通う少年たちを中心に繰り広げられる物語。
魔物や魔法が存在する異世界での物語なのに、作中で描かれる登場人物の心情はとてもリアルで、現実世界での青春にも通じるところがあります。
登場人物の一人一人が掘り下げられるにつれて、彼らに共感したり、応援したくなったり心配してしまったりしながら読み進めています。
個人的にはシャルルとリュンヌが好きですが、周りの大人たちも魅力的できっと皆さまも推しが見つかるはず。じっくり読み進めたい作品です。 - ★★★ Excellent!!!きららとリュンヌ、そして青年たちを軸に描かれる傑作ファンタジー!
ドール王国建国に深く関わるという「光の乙女」、100年ぶりにその乙女として転生して来た日本の女子高生、白光きららは、早速手厚い待遇を受ける。
どうやら彼女には、「5勇士」とともに魔物を倒すという使命があるようだが、この勇士に我が子が選ばれるよう、貴族たちは慌ただしく動き出し……。
一方、「光の乙女」降臨時の様子を兄から注意深く聞く一人の少女がいた。
リュンヌ・ソワレ、公爵家の令嬢にして、アリスティド皇太子の許婚候補No.1。
彼女は、見た目は14歳なのだが、心は3年後の未来から来たらしい。
最悪の未来を変えるために……。
本作は、ド直球な学園ファンタジーでありながらも、登場人物たちの心の機…続きを読む - ★★★ Excellent!!!登場人物一人ひとりの成長が目覚ましく、応援したくなってきます。
二人の主人公。「光の乙女」と呼ばれるのは、異世界転移してきた、きららさん、日本人のJKです。
もう一人は、異世界の住人。公爵家令嬢、リュンヌさん。こちらはなんと、死にかけたところから三年前に戻って来た、負け戻り令嬢です。
二人の少女が、ドール王国を彼女たちを取り巻く仲間と救う、異世界学園ファンタジーです。
注目したいのは、キャラクターは彼女たちだけじゃありません。
光の乙女きららさんを取り巻く、王太子、貴族の少年たち。彼らは王国を狙う魔物をきららさんと共に守る騎士でもあります。
まだ学生である彼らの奮闘ぶりや頭脳を使った戦闘など、迫力あるシーンが満載です。
また、リュンヌさんも素…続きを読む - ★★★ Excellent!!!貴族社会の煌めきと友情が弾む、優雅で楽しいファンタジー
華やかなドール王国を舞台に、王太子アリスティドとその仲間たち、そして空から現れた“光の乙女”きらら――古典ファンタジーと学園青春、両方の楽しさがたっぷり詰まった物語です。
まず、登場人物たちのやり取りが生き生きしていて、ユーモアと優雅さ、貴族社会らしい気品がしっかり感じられるのが魅力的です。アリスティドやバンジャマン、ドリアン、シャルルといった個性的な少年たちの会話は軽妙で、読んでいて自然と笑みがこぼれます。側仕えのエルの苦労人ぶりにも愛着が湧きますね。
一方、きららの素朴さと無邪気さが、物語の中で清々しい光を放っています。異世界転移ものの定番でありながら、王国の伝説や貴族社会のルールが…続きを読む