俺、悪役令嬢に憑依転生したはずが、背後霊になっちゃった

最後の記憶は迫りくるトラックのバンパー。ゲーム好きな社畜の俺は、乙女ゲー世界の少女に憑依転生した――と思ったら憑依できておらず、俺の体は半透明になっていた。これって幽霊？　俺死んだ？

その少女は学園から追放された悪役令嬢のようだ。
彼女はなかなか鬱なシナリオの途上にいるらしく。
浮遊、すり抜け、透明化、その他諸々、幽霊的な能力を駆使し、少女を救い、世界を救え！

しかし問題は、一般的趣向を持つ男性である俺は乙女ゲーなんてプレイしたことがなく、広告を見ただけということ。勘任せに運任せ、なんとなくでの原作改変は、思わぬ余波を世界へ与えることに。

それはそれとして、学園でプカプカ浮いてたら新魔術を操る天才だと勘違いされ始めてる……。



※学園、勘違い要素は一章から。
※一対一の恋愛というよりハーレム寄りです。