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概要
祖母との再会を願い、国を超えて旅をする菊花の物語。
深く青い色の目を持つ少女・菊花(きっか)は、同じような青い目を持つ一族とともに、山の中に隠れ住んでいた。
一族には、遠く離れた場所を見たり、時を超えた先のことを見たりする力があるが、あるとき村が侵略される先が見えたため、それから逃れるために村は二つに分かれることになる。
菊花は村長である祖母の桔梗(ききょう)と離れたくないがために村に残り、隠されていたところを紀直(のりただ)に助けられたが、桔梗とは生き別れになってしまう。
紀直に育てられた菊花は、先が見える力を占いと称して日銭を稼ぎながら、祖母の行方を探していた。
あるとき菊花のもとに占いに来た男性が、かつて関わりのあった紀直を見つけ、菊花とともに邸に呼び寄せるが、その男性は鳳鳴国の天王の弟であり、春宮の游泉(ゆうせん)で
一族には、遠く離れた場所を見たり、時を超えた先のことを見たりする力があるが、あるとき村が侵略される先が見えたため、それから逃れるために村は二つに分かれることになる。
菊花は村長である祖母の桔梗(ききょう)と離れたくないがために村に残り、隠されていたところを紀直(のりただ)に助けられたが、桔梗とは生き別れになってしまう。
紀直に育てられた菊花は、先が見える力を占いと称して日銭を稼ぎながら、祖母の行方を探していた。
あるとき菊花のもとに占いに来た男性が、かつて関わりのあった紀直を見つけ、菊花とともに邸に呼び寄せるが、その男性は鳳鳴国の天王の弟であり、春宮の游泉(ゆうせん)で
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