「ふつうの〇〇」や「この色の〇〇」を求めて訪れるお客たち。けっして彼らを責めたくはないのだが、彼らの思うイデア界にある「ふつう」や「色」には、良く言えば〈独自性〉、忌憚なく言えば〈歪み〉のようなものが、あるように思いました(実はそう言う自分にこそ、〈歪み〉があるのかもしれない)。その〈歪み〉を、握り飯の三角を作るように丁寧に整えていく店員さん。言葉というものの不完全性と神秘性を感じました。
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