リアルな世界観と緻密なストーリーテリングが魅力的です。淡々としつつも繊細な筆致で、まるで自らがその場にいるかのような没入感を与えてくれます。
コンセプトがとにかく面白い作品です。人の罪を平気で被ってしまう主人公の直樹。現実に生きる人間は、多かれ少なかれ「合理的」な選択を取り続ける。そうして自分の肉体的・社会的な安全を確保しようとする。-でも、あえてその合理性の道を外れてみたら?この作品の中では、そんな「IF」の領域へとどんどん踏み込んでいってしまいます。彼の身にこれから何が起こるのか、どこへ行き着くのか。最後まで目が離せません。
手に汗握る、急展開な内容に、つい読んでしまいました。この後、どんな展開になっているのか。興味津々な内容です。
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