概要
殺された男は、共同出版という制度を使って、自作の小説を本にしていた。
【エブリスタ「超・妄想コンテスト第216回『あなたを消した理由』」優秀作品】
資産家である志賀光蔵が、彼の別荘で殺された。
同じ別荘にいたのは、彼が書いた小説の編集者である京戸羽美、志賀光蔵の甥であり唯一の肉親でもあった志賀維偉斗、志賀光蔵が個人的に養っていた女性である天田真智恵の三人。
殺された志賀光蔵は、彼自身が書いた小説『明日あなたが会いたいと』を抱え込むようにして死んでいた。しかも、その「あなた」三文字の部分が二重線で消されている。
つまり、それが被害者の残したダイイングメッセージであり……。
(「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています)
資産家である志賀光蔵が、彼の別荘で殺された。
同じ別荘にいたのは、彼が書いた小説の編集者である京戸羽美、志賀光蔵の甥であり唯一の肉親でもあった志賀維偉斗、志賀光蔵が個人的に養っていた女性である天田真智恵の三人。
殺された志賀光蔵は、彼自身が書いた小説『明日あなたが会いたいと』を抱え込むようにして死んでいた。しかも、その「あなた」三文字の部分が二重線で消されている。
つまり、それが被害者の残したダイイングメッセージであり……。
(「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています)
河出書房新社『5分後に不幸なバッドエンド』に短編1作品収録。「ノベリズム」にて契約作品連載中。