哀しい、ただ哀しい

前振りで胸が悪くなるような話かと恐る恐る読みましたが。

「胸糞が悪い」ではなく、唯々「切ない」物語でした。

なるほど、中の描写においては目を背けたくなるような展開がありました。ですがその根底にある、どうしようもないほどの怒り、そうせざる得なくなった主人公の感情を想うと、唯々切ない。

心にガッツリと爪痕を残すような物語でした。

その他のおすすめレビュー

青村司さんの他のおすすめレビュー218