巡る変貌

自分というものが分からない。

そんな瞬間、誰もがあるかもしれません。しかしそんな混乱は大抵一瞬で、すぐに自分を取り戻すのが普通でしょう。

その「普通」を失ってしまった主人公は。

いや、失ってしまったのではなく、それは……。

別の方も賞賛していますが、最後の締めがまさに「蛇」

その余韻のまま繰り返し読みたくなる、そんな物語でした。

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