概要
滅んだ国を敵将とともに復活させる――公主の戦い。
敵将を愛してしまった玉兎の葛藤と立身出世を描く中華ファンタジー!
玉兔は亡国の王女。国を滅ぼされ敵国、「興」へと将軍、陶雄元に連れて行かれることに。生き残ったのは「九つの太陽」と呼ばれる巫女であるがゆえで、聖域で囚われの身となってしまう。そこで彼女は、同じく「九つの太陽」と呼ばれる銀髪の謎めいた巫覡、公子隷と出会う。彼はなにかを企んでいるようであるが、囚われの身で仲間である玉兎には優しくしてくれる。
しかし、聖域で療養していた興国の王が誰を後継にするか「天のお告げ」によって決めようとしていたことに業を煮やした陶雄元が、いとこの公子英に位を継がせようと武力で聖域を掌握してしまう。興王が崩じ、英が即位。陶雄元は影の君主となるが、国は二つに割れる。英は自分の力を誇示するために、陶雄元が「九つの
玉兔は亡国の王女。国を滅ぼされ敵国、「興」へと将軍、陶雄元に連れて行かれることに。生き残ったのは「九つの太陽」と呼ばれる巫女であるがゆえで、聖域で囚われの身となってしまう。そこで彼女は、同じく「九つの太陽」と呼ばれる銀髪の謎めいた巫覡、公子隷と出会う。彼はなにかを企んでいるようであるが、囚われの身で仲間である玉兎には優しくしてくれる。
しかし、聖域で療養していた興国の王が誰を後継にするか「天のお告げ」によって決めようとしていたことに業を煮やした陶雄元が、いとこの公子英に位を継がせようと武力で聖域を掌握してしまう。興王が崩じ、英が即位。陶雄元は影の君主となるが、国は二つに割れる。英は自分の力を誇示するために、陶雄元が「九つの
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