概要
桜よ、どうか、このときを。
那智風太郎様自主企画、そして、犀川よう様自主企画さいかわ卯月賞への参加希望新作です。
平和な昭和時代の、工学部の大学生。
その美しさが評判の学生と知り合った、僕。
花見で知り合い、仲を深めていく二人。
葉桜の頃に誘われた、二人だけの花見。
僕はそこで、何をみるのか。
平和な昭和時代の、工学部の大学生。
その美しさが評判の学生と知り合った、僕。
花見で知り合い、仲を深めていく二人。
葉桜の頃に誘われた、二人だけの花見。
僕はそこで、何をみるのか。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!桜見るきみ、きみ見るぼく。酔えど語れど心、きみから離れがたきや
那智風太郎プレゼンツ『桜猫企画』優秀作品 Best 6
やはり美しきものに異性も同性もないのだ。
桜の下で出会ったきみから、ぼくはいつのまにか視線を外せなくなってしまった。
そして花散らしの季節、きみへと寄せられてしまった僕の心はいったいどこへ舞い落ちれば良いというのだろう。
軽やかな散文によって的確に捉えられたぼくときみとの曖昧な距離感が素晴らしい。
また自身にも消化しきれない想いをぼんやりと不確定に表すことで、ぼくのもどかしさや切なさがしっかりと描き出されていて読む者に共感を与える。
なによりラスト、残りわずかになった桜の花びらを求めて歩く二人がどこか焦ったく、そしてウズウズとするよ…続きを読む