概要
きっと彼女の中では、この青にも何かしらの名前があるのだろう。
――記憶の中の彼女は、青かった。
俺がある一人の女性と出会って、別れるまでの話。
記憶は青、想いは藍――。
(以前書いた即興詩:ラストに含めたものを元に、文章にしたものです。)
俺がある一人の女性と出会って、別れるまでの話。
記憶は青、想いは藍――。
(以前書いた即興詩:ラストに含めたものを元に、文章にしたものです。)
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!青を愛する彼女との日々。透明感溢れる筆致に惚れ惚れします。
通っている書店で働く彼女と、ふとしたことからふたりで会話する関係になった「俺」。
青が好きな彼女に、着ている服装から「黒木くん」と名付けられ、パート仲間にもらったというラングドシャを分け合って食べるふたり。
不思議な関係性を築いたふたりは、どんな結末を迎えるのか……。
まずはじめに印象的なタイトルに惹かれ、そして丁寧に紡がれる文学的な筆致に引き込まれました。
詩的に綴られる文学作品ですが、それもそのはず、本作は作者さんが書かれた詩がベースとなっています。
透明感溢れる作品の世界に、きっとあなたも虜になるはず。おすすめです。