通っている書店で働く彼女と、ふとしたことからふたりで会話する関係になった「俺」。
青が好きな彼女に、着ている服装から「黒木くん」と名付けられ、パート仲間にもらったというラングドシャを分け合って食べるふたり。
不思議な関係性を築いたふたりは、どんな結末を迎えるのか……。
まずはじめに印象的なタイトルに惹かれ、そして丁寧に紡がれる文学的な筆致に引き込まれました。
詩的に綴られる文学作品ですが、それもそのはず、本作は作者さんが書かれた詩がベースとなっています。
透明感溢れる作品の世界に、きっとあなたも虜になるはず。おすすめです。