概要
あなたのコントローラーにまだ「スタートボタン」はついていますか?
【カクヨムコンテスト10【短編】に応募しています!】
小学生の陽太はゲームがほしかったが、なかなか親に買ってもらえず、ゲーム機を持っているクラスメイトをうらやましく思っていた。みんなの中心になれるからだ。
今日もまた友達と遊ぶが、ゲームがないために中心とはほど遠い陽太。
帰り道、そんな状況に肩を落とし「ゲームがほしい」とつぶやくと、
「きみにコントローラーをあげよう」
と、魔女のような姿をした女性が陽太に声をかけてきて――
小学生の陽太はゲームがほしかったが、なかなか親に買ってもらえず、ゲーム機を持っているクラスメイトをうらやましく思っていた。みんなの中心になれるからだ。
今日もまた友達と遊ぶが、ゲームがないために中心とはほど遠い陽太。
帰り道、そんな状況に肩を落とし「ゲームがほしい」とつぶやくと、
「きみにコントローラーをあげよう」
と、魔女のような姿をした女性が陽太に声をかけてきて――
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!そういえばなぜ昔のゲーム機、STARTがあの機能になってたんですかね?
現代の若い人は知らないかもしれない、ゲーム機の「スタートボタン」。
ファミコン世代の私にはめっちゃわかるんですが、もしかすると今は通じない人の方が多数かもしれないですね……?
そんな、いにしえのボタンを主題にした短編です。
わかる人は、思わずニヤニヤしつつ懐かしく楽しめることでしょう。
わからない人も、「スタートボタン=押すと一時停止するボタン」とだけ理解していただければ問題なく楽しめます。
描かれるのは、一時停止ボタンに魅入られた小学生の顛末。
欲望をコントロールできない人間の顛末は、いつの世も変わらないのかもしれません……。
少しぞわりとくる系の物語をお求めの際に、ぜひどうぞ。