源に収まらない器

鎮西八郎の生涯にいくつかの神霊描写を加えた歴史作品です。

乱暴者であり、父とは徹底的に反りが合わなかった。

文献等ではその様に記載される場面が多い八郎ですが、この作品ではそれらが真実の一側面に過ぎなかったこと。

そして鎮西の覇権を握るにふさわしい器をどこで手に入れたのかについて、納得に至るだけの根拠を示してくれています。

源家の八男は、いかにして九州の王となったのか。

ぜひ読んでみてください。

その他のおすすめレビュー

村本 凪さんの他のおすすめレビュー236