限られた魔法は優れたミステリーのエッセンスとなる

魔王を討伐せんと旅を続ける戦士視点で描かれた、異世界ミステリー作品です。

突出した才能こそないものの、バランス取れた編成で旅を続ける勇者パーティー。

そんな彼らが森の中で見つけたのは、煙突から煙の湧き出る立派な洋館でした。

長旅の疲れゆえに足を踏み入れた一行は、先駆者の言葉によってこの洋館が魔王の作り出した牢獄であることを知ります。

幸い、時限式の封印であり、脱出できるのは1週間後。しかもご丁寧に食料まで用意されている。

至れり尽くせりの様相に緊張感が緩みますが、そこで思ってもみなかった事態が発生し、物語が一気に姿を変えます。

突き詰められない原因、悪化していく人間関係。パーティーは無事に洋館から脱出できるのか。

ぜひ読んでみてください。