愛したらその分、理解したい、近づきたいと思うかもしれない。けれど、近づいたら消えてしまう愛もあるかもしれない。逆に、少し遠いところから、強く想う愛もあるだろう。これは、遠くへ行った友人と、知らないふりをする主人公の物語。短くも、長い時と世界の広さを感じさせる物語です。
海外に行った友人から届くポストカード。鮮やかな海へ飛び込む彼女の後姿を想像して距離を埋めていた日々。物理的な距離も精神的な距離も飛び越えて、カードはまだ、届く。優しい嘘に、あなたもきっと胸が締め付けられるはず。
海外に行った友人から届くポストカード、それを見て元気をもらうのだが……!?このお話は読めばきっと涙するでしょう。ポストカードに書かれた短いメッセージ、友人との思い出、そしてその友人が抱えていた秘密は……!?是非最後まで読んで確かめてみてください!!
友人のついた嘘が深く考えさせられます。短文ではありますが、とても世界観に入り込んでいきました。とても良かった作品です。
遠くへ行くから、綺麗なポストカードを送るね。素敵な友達関係、だとほのぼのと読んでいたら、まさかの展開。ポストカードに込められた、嘘と本当の気持ちが切なくて。でも、大事にしたい嘘。どちらにも共感できる素敵なお話でした。思い出は綺麗なままでいたいですよね。
遠い所へと引っ越してしまった友人から短いメッセージが綴られたポストカードが届く。実はポストカードには秘密があって……というお話です。 嘘をつかれた時にどんな返しをするかで、相手との関係性や自分自身の人間性が出てきます。 海外に引っ越すと嘘をつかれた主人公は、どんな行動に出たと思いますか? 嘘の裏に隠された事実は何か。どうぞ、ご自身の目で確かめてください。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(223文字)
仲が良い友人から届く、海外からのポストカード。けれど、本当は──。ほろりと涙が溢れる、優しくも悲しい物語でした。このまま、何も知らない方が良かったのか。それとも、知って良かったのか。きっと、知って良かったのだとわたしは思いました。悲しいけれど、友人はどこまでもどこまでも優しかったとわかったから。素敵な物語です。皆様もぜひ、読んでみてください。
大切な友人から、綺麗なポストカードが届く。そこには忙しいのか、必ず走り書きの一言が添えられる。そのポストカードに秘されたものを一言で形容するのは難しい。これを、何と呼べばいいだろう。これを、ある種の愛と呼ぼうか。嘘は悪いことであると一概に言うのは、難しい。人を傷つけるような嘘が論外であるのはそうなのだが、やさしい嘘はどうなのだろう。ただきっと、やさしい嘘でもつき続ける覚悟は必要で、騙される側も気付いたとしても騙され続ける覚悟は必要なのかもしれない。あなたはこのやさしい嘘に、覚悟の嘘に、どんな感想を抱くでしょうか。ぜひご一読ください。
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