概要
引き寄せ合い転生を繰り返す魂たちの物語
2023.12.11 SF週間ランキング184位!
2023.12.11 カクヨムWeb小説短編賞2023エンタメ総合(SF、歴史、ミステリー)週間ランキング70位!
千春は難病を抱えていた。余命はあと僅か。ただ、人と比べれば余りにも短いこの人生に後悔は無かった。秋介と出会うことが出来たから。千春の人生は秋介というピースが嵌って初めて完成したのだ。
二人に子供は無かった。その代わり、流行りのAI養子を購入し本物の子供のように可愛がった。子供の名前は春と秋の間を取ってナツと名付けた。
秋介は脳の松果体について研究する脳科学者であった。かつて『我思う、ゆえに我あり』という有名な言葉を残した17世紀のフランスの哲学者ルネ・デカルトは1649年に出版した自身の著書『情念論』の中で松果体を
2023.12.11 カクヨムWeb小説短編賞2023エンタメ総合(SF、歴史、ミステリー)週間ランキング70位!
千春は難病を抱えていた。余命はあと僅か。ただ、人と比べれば余りにも短いこの人生に後悔は無かった。秋介と出会うことが出来たから。千春の人生は秋介というピースが嵌って初めて完成したのだ。
二人に子供は無かった。その代わり、流行りのAI養子を購入し本物の子供のように可愛がった。子供の名前は春と秋の間を取ってナツと名付けた。
秋介は脳の松果体について研究する脳科学者であった。かつて『我思う、ゆえに我あり』という有名な言葉を残した17世紀のフランスの哲学者ルネ・デカルトは1649年に出版した自身の著書『情念論』の中で松果体を
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