これは「あい」の物語

あい。
さて、このことばにどのような漢字を当てはめよう。この文字を見て、あなたはどのような漢字を思い浮かべるだろうか。
この作品には、様々な「あい」が詰まっている。

人の感情というものは一色ではなく、様々な色が混じりあっている。誰かに向ける眼差しに、感情に、それをたったひとことで言い表すというのも難しい。
そしてそれが何人もの人間であれば、なおさらに。
この何人もの単純なようで複雑な、互いが互いに向ける感情というものを描ききったということに、まずは賞賛を送りたい。

これは、紛うことなき「あい」の物語。
読めばあなたも、人の「あい」を知る。
ぜひご一読ください。

その他のおすすめレビュー

千崎 翔鶴さんの他のおすすめレビュー806