相手には思うところを恩着せがましく押し付けてくるが、自分は思い通りのことをしてはばからぬ。そんな親は、父母を問わず世の中にはいくらもいる。この父親からも、そんな要素を感じずにはいられない。血のつながり過ぎるのも、考え物なのかな。この作品の読後感は、この一言に尽きる。この物語を軸に、ある家族のことをもう少し検証してみようという気になった。
読後感の大きさに慄いてください子供の頃の思いでは、儚くも美しく自分を支えてくれますでも、最後に自分の生きる道を照らし出すのはやはり自分なのだとそして、差し出された手が自分の願いと違った形をしていたとしてもそこにある光をちゃんと見つめていたいと願ってしまいます
みぞおちにボディーブロー入れられたかと思った。そういう小説。
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