狼に餌付けされた赤ずきん

田舎に住む農民の少女ヴィヴィは、穏やかで素朴な生活を送っていた。
しかしある日隣国の軍が攻めてきて、ヴィヴィは避難先の領主の城で籠城戦に巻き込まれてしまう。

敵の兵糧攻めがもたらす飢餓の中でヴィヴィは苦しみ、大勢の人々の無惨な死を目撃する。
だが自分も彼らと同じように死ぬのだと覚悟したそのとき、敵将レオカディオの気まぐれによってヴィヴィは命を救われる。

※「お姫様が絶対に死なないおとぎ話」（https://kakuyomu.jp/works/16816927862480399677） の第3章を、コンテスト用に再投稿したものです。